バルサのお金の問題はたしかに深刻かもしれない

今朝こんな記事が気になってしまいました(^^;)

一般企業ならアウト!? メッシらを抱えるバルサの人件費が想像を絶する額だった!

(以下、リンク先より抜粋)

世界のサッカーファンにとって、多くのスター選手を抱えるバルセロナは夢のようなチームだが、経営する側にとっては悪夢かもしれない。

リオネル・メッシ、ネイマール、ルイス・スアレス、アンドレス・イニエスタ、ダニエウ・アウベス……。数え上げればキリがないバルセロナの豪華な面々だが、すべての在籍選手の年俸はクラブの収入の実に73%にも達するという。英『デイリー・メール』が報じた。

同メディアによれば、バルサは来季以降のカタール航空とのスポンサー契約交渉が思うように進展せず、資金繰りに苦労しているという。そのため、在籍選手に寄せられる他クラブからの巨額オファーをとうとう考慮しなければならないときが来ているようだ。

早速バルサのアニュアルレポートを見てみたのですが、176ページに書いてありました。

しかし、他のクラブや他業種と比べてどうかなというのもあるので、その辺を少し真面目に(?)調べてみました。

他のクラブはどうか?

気になったので、他のメガクラブの直近のFinancial Reportも調べてみました。

バイエルン・ミュンヘン

2013~2014年のレポートですが、総収益528.7百万ユーロに対して、人件費(スポーツ関係だけでないトータルの人件費)は215百万ユーロのようです。バルサより総収入では少し劣るものの、人件費は半額近い感じです。これを見ただけで「堅実だなぁ」というのが分かります。

マンチェスター・ユナイテッド

マンUはNY証券市場に上場しているので、『Form 20-F』というアニュアル・レポートを出しているのが特徴的です(知っている人には馴染み深いでしょう(^^))

2013~2014年のレポートを見てみると、総収益433.1百万ポンドに対して、人件費関係は270百万ポンドのようです。割合にして62%ほど。決して低くはないですが、バルサに比べればまだ低いです。

ただ、マンUの場合、2014~2015年シーズンにゴッソリ選手を獲得しているので、翌期の比率はグッと挙がっている可能性もなきにしもあらずです。

ユベントス

2015~2015年のレポートでは、総収益348.1百万ユーロに対して、選手やスタッフの人件費は178.8百万ユーロのようです。

他のクラブと比べると、バルサはやっぱり高いようです…

他業種と比べてみて

バルサの選手の人件費割合を「73%」と知った時、最初「驚くほど高くないんじゃないかな?」という印象でした。

というのも、私が以前勤めていた監査法人業界も、売上高に占める人件費割合が7割前後あったからです。プロフェッショナルを雇う組織だと、こんなものなのかなぁと。

ただ、バルサが問題なのは、選手のサラリー(年俸)が高騰しつづけていることです。しかも、収益以上のスピードで。監査法人やコンサルティングファーム等との違いはここにあります。

更に、「高いサラリーのベテランがリタイアして、代わりに低めのサラリーの新入社員が入ってくる」というサイクルではなく、「高いサラリーの選手を放出して、それを元手にさらに高い選手を獲得して補強する」という感じなので、人件費水準が落ち着きようがありません。

なので、このままではマズそうです。

他のクラブとの「違い」がまだある

他のクラブと違うところは、まだあります。

他のスポーツもやっている

バルサの場合、「FCバルセロナ」として、サッカー以外にバスケやハンドボール、ホッケーのチームも持っています(これはレアル・マドリーも同じ)。そこでの収益性が低ければ、足を引っ張っている可能性はなきにしもあらずです。

(いや、サッカー選手の年俸が高すぎるだけだろうな…)

超大物のパトロンがいない

バルサは、基本的に「ソシオ」という会員からの会費がベースで運営されているチームです。近年ユニフォームにスポンサーを入れるようになりましたけど、それまでは「ユニフォームにスポンサーを入れないチーム」としての存在感もありました。

選手年俸の高騰に呑まれる形でスポンサーを入れるようになったものの、いずれそれでもカバーできなくなくなるかも。

他のクラブの場合、超大富豪がオーナーだったりするので(チェルシーやマンC、マンUあたりのオーナーは有名ですね)、いざという時はポンとバックアップしてくれそうですが、それがないところがバルサの痛いところでしょう。

今後どうする?どうなる?

収益面で考えると、すぐに思いつくのは

  • ソシオが頑張ってバックアップする
  • どこかと大型のスポンサー契約を結ぶ
  • グッズをもっとジャンジャン売る

あたりかなぁと。ただ、スペイン自体が好況なわけではないので、ソシオが頑張るのには限界がありそう。となると、スポンサーかなぁ、と。

もしかしたら、誰か大富豪にオーナー権を付与することになるのかも…???

選手のサラリーはどうするのでしょう?

メッシかネイマールを手放すのは収益にも響きそうなので、まずは選手全員にサラリー減額の交渉をするのかなぁと。そこで忠誠心を試すとか(笑)

それでも無理だとすると……、誰か主力を手放すしかないかもしれません……

カタルーニャの独立問題もあるし、バルサの環境はチームの強さとは対照的に意外と目まぐるしいです。

今後どうなるのか気になるところです。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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