「1000-1=0」・・・不祥事報道で思い出す算式

どんな業界でも、たまにですが「不祥事」が起こります。

ビジネスの世界では粉飾決算だったり、規制逃れのインチキだったり。スポーツの世界だと八百長だったり、賭博だったり、ドーピングだったり。政治の世界だと、収賄だったり。

この半年ほどで数件このテのニュースがあり(昨日「野球賭博」も含めて)、そのたびに思い出す算式があります。

「1000-1=999」ではない

それは、15年ほど前に監査法人の全体ミーティングで、理事長が挨拶の際に話した言葉です。

私たちの世界では、「1000-1=999」ではありません。ゼロです。組織に1000人いるとして、その中の1人でも何か不祥事を起こしたら、1000人全員が信用を失います。それだけの高い倫理観が求められているんです。

というような内容でした。

当時、社会人になったばかりのぺーぺーだった自分は「ほんとそうだなぁ。誰か1人がやらかしたらみんなアウトになりうる世界だよなぁ」と、身が引き締まる思いをしたものでした。

組織内で不祥事が起きると困ること

最近、某国内大企業の巨額の粉飾決算、某外国大企業の環境規制逃れ、そして某有名球団の選手が野球賭博と、たてつづけに不祥事が起きています。

組織内で不祥事が起こると、大きく2つ大変なことがあります。

①「他にもあるんじゃないの?」という疑惑の解明と、②「他の人もやってるんじゃないの?」という疑惑の解明です。

たとえば、利益操作を意図した会計処理が1つでも見つかれば、必ず「それだけ?他にもあるんじゃないの?」となりますし、誰か1人が不祥事をやっていたとしても「その人だけ?他の人もやってたんじゃないの?」となります。

それを解明するためには、相当手広く(ヘタすると全員・全て)調査しなければならなくなります。

他のほとんどの何も悪くない人からすれば、本当に迷惑なわけです……

終わりに

会社のような組織に属していない今の自分にとっては他人事かもしれませんけど、業界団体(会計士協会だったり、税理士会だったり)には所属しているわけで、他人事とは断言できません。

自分がそんなことをしないのは当然としても、他の誰かがとこかで何かをやっている可能性はゼロではないんだなぁと、改めて感じます。

ただ、そんなことクドクド考えていてもキリがないし、どうしようもないので、自分は目の前の仕事に真摯に取り組むのみ!と、切り替えるしかないなと思ったのでした。

野球賭博の件の登場人物に、「税理士法人勤務という知人男性A氏」なる人が出てきたもので…(苦笑)。全然関係ないですけど。

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする