ヒバウドの発言には半分同意・半分不同意(笑)

昨日、ヒバウドのこんな発言が記事になっていました(ソースはこちら)。

「選手としてのピークが今だったら私はバロンドールをあと2〜3回は獲れていると思うし、1シーズンで50ゴールも可能だっただろう。私がリーガ・エスパニョーラにいた頃と今のリーガとではレベルが違うと思う」

リヴァウドが全盛期だった1990年代後半は、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏や元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏を筆頭に、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏、元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏、元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ氏などワールドクラスの選手が各国に点在していた。そして同胞にもロマーリオ氏、ロナウド氏、ロベルト・カルロス氏、カフー氏など優秀な選手が代表に名を連ねていた時代だった。その頃と比較すると、今のサッカー界はレベルが低下したとリヴァウドは感じているのだという。

これに加えて、近年のブラジル代表のふがいなさにも物申しているようで(笑)「今は誰でもセレソンに入れるようだね」と発言して、ブラジル国内で物議をかもしているとか。

かつてバルサ100周年記念モデルのユニフォームを買った時に、ネーム&ナンバーを「RIVALDO #11」にした自分としてはスルーできなかったので(笑)、考えてみました。

ネームとナンバーがボロくなってます……

ネームとナンバーがボロくなってます……

サッカーのレベルは低下しているのか?

まず、「選手としてのピークが今だったら…」の発言に関して。

バロンドールを2~3回獲れるかもしれない点は否定しません。ピーク時のヒバウドは本当にキレキレで、瞬時の判断も良くて決定力も高かったです。どのチームでも活躍していたことでしょう(ここはメッシと違うところ)。

でも、シーズン50ゴールはどうでしょう?(笑)
35ゴールぐらいはたしかに獲れそうですが、50というのは大胆すぎるような……。ポジションにもよるでしょうし。まあ、少し大きく言ってみた、というところなのでしょう(笑)

では、サッカーのレベルは低下しているのでしょうか?

たしかに、ヒバウドがバリバリだった当時と今とでは、強烈なインパクトを持った選手が少なくなっている感じがします。

ただ冷静に考えてみると、今でも素晴らしい選手は多いです。名前を挙げれば次から次へと出てきます。「ヒバウド時代」の上記メンバーと比べるとインパクトで「う~ん…」なところもありますけど、選手の数では全然劣らないのでは?

では何が違うのかというと、やっぱり

「素晴らしい選手が同じチームに集まりすぎて、強烈さが薄まっている」

のではないかと。

今のバルサやレアルが最たる例です。バルサの3トップは3人とも素晴らしいし、そのまんま「南米3トップ」と言っても良いでしょう。3人がバラバラのチームなら、3人でリーガの得点王争いをしていてもおかしくないです。でも同じチームにいるので、スアレスもネイマールもバルサでは「個人」としてのインパクトが弱く見えます(メッシはカンテラ時代からバルサなので完全に「バルサの人」ですが)。

レアルの3トップ&ハメス・ロドリゲス、トニ・クロース、イスコ、モドリッチなんかもそう。他のチームなら絶対的存在になりそうな選手だけど、みんな同じチームにいるので薄まっている感じがするのです。

「ヒバウド時代」も似たようなものだったかもしれませんが(ヒバウドはバルサでフィーゴとチームメイトだったし、ベルカンプはアーセナルでアンリとチームメイトだったし、ジダンはユーベ時代はデル・ピエロとチームメイトだったし……)、今ほどたくさん集まっている感はなかったのでは?

結論として、個人レベルで下がっているのかは何とも言えないです。

ただ、一つ言えるのは、サッカーがより組織的・システマティックになっているのは、以前と今の「違い」なのかなと。

攻撃では、単独で局面を打開する場面は少なくなっていると思うし(全選手が動きながらボールをつないで崩していく感じ)、守備でもDFラインと中盤との距離がより狭くなってDFとMFが一体となって守る感じになってきています。同時に、DFの選手の1対1での強さは下がっているように見えます。

攻守両面でより組織的になっているんじゃないかと思うのです。
その分、強烈な個性が出にくくなっているというのもあるかなと。

ブラジル代表については完全同意(笑)

ブラジル代表については同意せざるをえません(苦笑)。絶対的にも相対的にも弱くなってきている感じがします。

特にFW~MFの「小粒」感はちょっとヤバいです……。最近のW杯でもっとも残念な成績だったのは1990年イタリア大会だと思いますけど(決勝トーナメント1回戦でマラドーナ率いるアルゼンチンに負け)、その時でさえもカレカ、ミューレル、ベベト、ホマーリオ、ドゥンガ、アレモン、マジーニョとかいましたからね。若かったっていうだけで。

今は「ネイマールと……オスカルと……ウィリアンと……コウチーニョと……あとは?」っていう感じです……。ストライカーが全然いませんね。

終わりに

こうして考えてみると、ヒバウドは本当はブラジル代表に「がんばってくれよ、おい!」と言いたいのではないかと。

地元でのW杯でコテンパンに負けて、コパアメリカでもベスト8止まりでは、やっぱり嘆きたくなると思います。

「俺がバリバリだった時ぐらいの強いブラジルでいてくれよ!」というメッセージなのでしょう。

半分くらいは自慢もあるのでしょうけどね(笑)

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士