「挑戦したかったという未練を引きずるよりも・・・」コンタドールの言うとおり!

昨日につづいてツール・ド・フランスの話になりますが、アルベルト・コンタドールの「ダブルツール」(「グランツール」3大会のうち年間で複数の大会に優勝すること)はなりませんでした。

ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)で総合優勝してから2ヶ月弱のインターバルでツール・ド・フランスに挑戦するというのは厳しかったようです。

ジロもツールも3週間ほどで3500km前後を走行する大会です。山上り、石畳等々コースは多彩で、しかもガチのレース。ペースのアップダウンがあるとはいえ、約4か月程度の間に合計約7000kmも走るわけですから、そりゃあ大変だろうと容易に想像できます。

でもコンタドールは今回挑戦しました。
「ダブルツール」は達成できませんでしたが、ツール・ド・フランス終了後のコンタドールのコメントが素晴らしかったです。

こちらより引用)

ダブルツールに挑戦出来たことを幸せに思っている。もし、ダブルツールに挑戦せず引退したら、ダブルツールを達成できたんじゃないかと自身に問い続けることになるかもしれないが、今僕はその答えを知ることができた。

ダブルツールが不可能とは思わないが、非常に困難であると考えている。なぜなら、どの様に準備すれば良いのか誰も知らないから。しかし、ダブルツールに挑戦したかったという未練を引きずるよりも、今回挑戦することができてよかったと感じている。

年齢的に本気で狙えるのは今しかないという判断だったのだと思いますが、ツールで勝てなかったことへの悔しさよりも、挑戦することができたことへの納得感・満足感の方が大きいようでした。

当たり前のことかもしれないけれど、この姿勢というかマインドは素晴らしいなと思います。「ダブルツール」は、近年誰も本気で挑戦したことのない「未知の世界」だし、何しろハード過ぎるスケジュールなので、ツールに参加しているレーサーでも完走するだけで精一杯なのではないかと思います(昨日書きましたが、トラブルに巻き込まれることなく完走する「運」も必要です)。

ツール・ド・フランス終了。自身の実力と運とチーム力の全てが重要
昨日の明け方(?)にツール・ド・フランスの全日程が終了しました。 総合優勝は、既報のとおりクリス・フルーム(チームスカイ)。2013年......

そこで両方とも総合優勝を狙うというのは、ある意味「無謀」なのかもしれませんが、敢えて挑戦したということだけでも素晴らしいです。しかも、結果は「ジロ総合優勝、ツール総合5位」という結果です。本人は多少悔しいでしょうけど、驚異的な結果です。

こういうマインドを自分も持ち続けたいものです。挑戦しないで後悔するくらいなら、挑戦してみるという。組織を辞めて独立したことも「挑戦」の一つではあるのですが(笑)、そこからさらに「こんなことできるんじゃないか?」「こんなことやってみたいなぁ」というものにも積極的に取り組んでみる、歩みを止めないスタンスというか。

今も安住しておらず(「安住」なんて全然できない!)、日々考えること・成長しつづけることを心掛けていますが、もしかしたら自分の中でブレーキを踏んでいるところもあるかもしれないもので。

コンタドールのようなチャンピオンが、まだまだ挑戦を止めないところに強い刺激を受けたのでした。

それにしてもコンタドール、2009年のアスタナ時代にチームメイトになったランス・アームストロングから嫌がらせ(?)を受けながらもツールで総合優勝していたのを当時よく見ていたので(苦笑)、今も活躍しているのは感慨深いです。ドーピング検査に引っかかって(故意なのか真相は不明だけど)長期出場停止処分を経ても、グランツールで優勝できるのは、やっぱり実力あってこそだと思うし。

優勝したクリス・フルームも素晴らしいけど、今回はコンタドールが一番カッコ良かったなあと感じました。

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士