PK戦で蹴る順番から「下心」が垣間見える(笑)

PK戦は「前後半90分+延長線30分」の120分間を戦って決着がつかない時に行われます。既に試合が白熱していることが多いので、PK戦も「感情>理性」の状態で見ることが多いのですが、PK戦の蹴る順番で冷めることもあります。

蹴る順番は、理屈ではこうなるはず

PK戦で蹴る順番は、PK戦になった時に決めることが多いです。その時に出ている選手の面々やコンディション、メンタル面も踏まえて決めることが多いのでは。
監督が「えいっ!」と決めることもあるでしょう(笑)

でも、理屈上は、PKを蹴る順番はたった一つの基準でしかないはずです。
それは

成功確率の高い人から順に蹴る

です。

PK戦は、最短で3人で終わってしまいますし、1発1発の成否が勝敗にそのまま大きく影響します。自信のない選手やPKがイマイチな選手を早めに蹴らせて失敗すれば、それがそのまま負けにつながることもありえます。確実に決められる(その可能性が高い)選手が先に蹴った方がいいのです。

最初に成功すると後続も勢いに乗れる

最初に蹴る選手が成功すれば、後続も「よし!俺も!」となります。逆に最初に蹴る選手が失敗したら、「失敗はもう許されない」というプレッシャーが後続の選手にかかり、連鎖反応的に失敗する危険性も高まります。

そんな心理面への影響も考えれば、自信を持って蹴れる選手は一番最初に蹴った方がいいです。というか、蹴るべきです。

「俺が蹴る!」と、堂々と言える選手が最初に蹴るのが理想的です。

サドンデスで一巡すれば、また同じ順番で蹴ることになる

5人で決着がつかなければ、サドンデス方式で5人以外の選手が順に蹴っていくことになります。ず~っと両チームが成功/失敗を繰り返して11人ずつ蹴っても(一巡しても)決着がつかなければ、また同じ順番で蹴ることになります。

この時に、成功率の高い選手と低い選手のどっちに早く順番が回って来る方が良いか、ということです。
(まあ、11人ずつ蹴っても決着がつかないというのはレアケースですけどね(^^))

PK戦の蹴る順番と野球の打順は性質が違う

野球の打順では、3~5番に強打者を揃えて、1、2番には出塁率が高い選手を置くのが鉄則になっています。これをサッカーにあてはめて、3~5番目にエース格の選手を蹴らせたっていいのではないかとも思えますが、それは間違いです。

野球の場合、「1発で1得点」とは限りません。ランナーがいれば2~4点にもなりえます。だから出塁率の高い選手を強打者の前に揃えて、1発での得点を多くしようとしているのです。

でもPK戦は、誰がどのタイミングで成功させても1点にしかなりません。成功率の高い選手を出し惜しみしている場合ではないのです。

4番目や5番目に蹴るエースには「下心」がある(はず)

そう考えると、PK戦の後半、特に5番目にエース格の選手が出てくる場合は、その選手に「下心」があるんだろうなと感じます。

「俺で勝負を決めるんだ♪」

とか

「最後に決める俺、オイシイ♪」

っていう(笑)

チームが勝つことを最優先に考えていれば、確実に決められる(と思っている)選手は最初に蹴って成功させた方がいいに決まっています。それをしないのは、要するにオイシイところをいただきたいんでしょ?って思うのです。

なので、ゲーム中のPKでキッカーになるような選手がPK戦では後の方に出てくる時は、「ああ、オイシイところ待ちね…」と思うのです(笑)

終わりに

先日のコパ・アメリカ準々決勝アルゼンチンvsコロンビアのPK戦で、アルゼンチンは最初にメッシが、コロンビアは最初にJ・ロドリゲスが蹴った時に、こんなことを思い出しました。

理に適っているし、二人ともチームの勝利を優先しているんだとも思います。
(メッシは最初に蹴ることが多いです。エースとして素晴らしい姿勢だと思います)

かくいう私はというと、少年時代は5番目に蹴りたがっていました(苦笑)
「下心丸出し少年」だったわけです(笑)

そんな過去の自分への反省も含めて……

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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