集中力は大事。「本命」の一人、ブラッドリー・ウィギンズがアワーレコード新記録を達成

サッカーの欧州CL決勝やNBAファイナルに気を取られているうちに、アワーレコードで世界新記録が出たようです。

出したのが「本命」の一人と言われていたブラッドリー・ウィギンズだったのは納得なのですが、記録が驚異的でした。

wpid-20150608045611.jpg

アワーレコードとは?(おさらい)

先日、アワーレコードについて書きました。

アワーレコードの記録更新が連発しているようで…
自転車レースには「アワーレコード」という、あまり聞き慣れない言葉があります。 「アワーレコード」とは「Hour Record」のことで......

それの繰り返しになりますが、早い話

「1時間でどれだけ長い距離を走れるか」

です。
競技種目になっているわけではないので、何かのきっかけ(イベント、企画等)で行うようです。

条件の公平を期するため、ヴェロドローム(バンクのあるトラックコース。競輪で使われる)で行われ、バイクの形状やヘルメット等の装備にも一定の条件はあるようですが、この辺は年々進化しているので、記録にも影響する部分ではあると思います。

「人は1時間で自転車でどれだけ走れるのか」という人間の限界への挑戦でもあるので、見ている分にはとても興味深いのですが、走っている選手は大変そうです(苦笑)

自分との孤独な戦い

アワーレコードでは一緒に走る競争相手がいません。個人タイムトライアル(以下、TT)と同じで、単独で走ります。しかし、タイムトライアルとは異なり、同じトラックをひたすらぐるぐる走るのみです。肉体的なストレスもさることながら、精神的にも集中力を保ち続けなければならず、「自分との戦い」の要素が大きい印象があります。

安定感を支える集中力がカギ

アワーレコードでは(というかトラック競技では)コースが不変なので、ペース配分もコース取りも終始安定していることが大事になります。一定の速度を維持するコントロールも必要だし、そのためにずっと一定のポジショニング(運転姿勢)をとらなければならず、同時に精神的なプレッシャーやストレスにも動じない(一定の速度でぐるぐる走りつづけていても気が乱れない)メンタルのコントロールも求められます。

「どれだけ走れるか」でありながら「どれだけ集中力を維持できるか」も試されるので、見た目よりもはるかに過酷ではないかと思います。

大幅な記録更新

記録は54.526㎞でした。単純に平均時速54.52kmということです。
直前の世界記録が52.937kmだったので、1.5km超の更新です。こないだ「前人未到の52km超え」とか言われていたのに、もう54kmを超えちゃいました(笑)

ウィギンズはロンドン五輪の個人TTの金メダリストだし、ツール・ド・フランスでも個人TTで優勝した経験があります。そのため、記録を更新する可能性があったのは間違いなかったのですが、ここまで大幅に更新するとは思いませんでした。

文字通り、とんでもない記録です……

ウィギンズが記録更新したと知って早速↑の動画を見たのですが、実況アナウンサーが時間の経過とともにテンションが上がっていて、現地の盛り上がりも凄そうでした。ラスト5分は、声のトーンが1オクターブ上がった感じで(笑)

ずーっと同じ風景なので人によってはフルタイムの観戦はキツイかもしれませんが(苦笑)、記録達成の瞬間はやっぱり素晴らしい!

次は誰が挑戦するか?

まだ更新できそうな(?)選手が3人います。こないだも書きましたが、

  • ファビアン・カンチェラーラ
  • トニ・マルティン
  • クリス・フルーム

の3人です。
これに加えて、アルベルト・コンタドールも入れたいかな?

ただ、今回の記録更新が大幅すぎるので更に更新できるか未知数だし、そもそもどこで誰が企画するのかも未知数(笑)。是非やってほしいです。

最後に

アワーレコードを見ていると、集中力が一番大事な要素に感じられます(トップクラスの速度で走れるフィジカルが前提ですが)。人間なので最大限の集中力を維持するのは1~1.5時間程度が限界で、これが2時間、3時間となると勝手が違ってくるように感じられます。

仕事をしている時も試験を受けている時も、最大限の集中力を保てるのは1~1.5時間ぐらいではないかなぁと思います。なので、長時間集中する時は1~1.5時間ぐらい(もっと早くても良いのかも)で区切って、ブレイク(小休止)を入れた方が良いと改めて思いました。集中力が必要な場面で休みなくぶっ続けるのは、かえって集中力を切らしてしまう一因になりそうです。

自転車のアワーレコードから思わぬ気付きを得ました(笑)

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士