日本人に「ヘビー級」がいないのは仕方ない…

先日、ボクシングのこんな記事がありました。

日本ヘビー級、再び消滅へ=人材不足で形骸化―ボクシング

ヘビー級(90.719kg超)の日本人ボクサーが現在3人いるものの、チャンピオンを除く2人が引退する見込みであることから再び消滅する方向なのだそうです。
元々日本人の体格から見てもヘビー級で活躍するのは困難と言えるので、仕方ないかなと思っています。

788_2001-10-11screen1_large

ヘビー級で「世界」と戦うのは厳しい・・・

日本人の競技人口が少ないこと(3人)を考えれば、身体の大きな人が頑張れば、もしかしたら日本チャンピオンになれるのかもしれません。
しかし、現実問題として「世界」を見据えるのは厳しいと言わざるをえません。

そもそも体格が欧米人とは違う

書くまでもないことですが、体格が日本人(アジア人)と欧米人とでは全然違います。ボクシングに限らず、MMAやNFL、NBA、ラグビー等でも大型日本人が活躍できないのは「体格の違い」が根本にあるためです。体格が大きければ大きいほど有利な競技では、どうしても日本人が活躍するのは難しいです。体重制限がある、あるいは体格の大小が関係ない競技でないと、世界と対等に戦うのは難しいという現実があります。

練習相手に恵まれない

ヘビー級ボクサーが数人しかいないということは、日頃の練習相手(スパーリングパートナー)にも恵まれません。アメリカまで出稽古に行くか、異種格闘技の選手(レスリング、柔道、空手、相撲等々)と寸止めスパーをする等しかありません。たとえ良い素質があっても、それを十分に磨ける環境が日本にはなさそうです。

ヘビー級は危険

ヘビー級は体重が重い分、一発一発のパンチも重くて危険です。「軽量級ボクサーの渾身のストレートは、ヘビー級のジャブより弱い」と表現する人もいるほどです。マイク・タイソンのKO集を見れば、ヤバいのは一目瞭然でしょう(笑)。

脳やアゴは、打撃・衝撃に耐えられるように鍛えることはできません。鍛えられないうえに、もらえばもらうほど弱くなっていきます。そのため、重い階級のボクサーほど危険でもあります。

ファイトマネーはそれほど高くない

軽量級・中量級に比べて危険ならば、それに見合う報酬を欲しいところ。しかし、ファイトマネーはそんなに高くありません。今は中量級に人気をさらわれてしまっているので、世界タイトルマッチぐらいでないと億単位のファイトマネーにはならないのでは?しかもそこまで辿り着くには、自分よりも大きな欧米人ボクサーを何人も倒さないといけません。道のりも相当険しいと言えます。

マニー・パッキャオのような桁外れのファイトマネーをもらうには、世界チャンピオンになるだけでなくタイソンのような強烈なインパクトが求められるでしょう。とにかく険しい道のりです…

終わりに

相撲も最近はモンゴル人力士の活躍が目立ちますし、MMAもボクシングも日本人はミドル級が最重量級になりつつあるように感じます。

旅行に行ってみても思うのは、明らかに欧米人はデカいですからね(笑)

「そりゃあ、サイズで勝負できないって!」と思わざるをえません。

日本でヘビー級がなくなるといっても世界に出て活躍することまで閉ざされるわけではないので、すごいヘビー級選手が出てくれば期待したいところですが……

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士