古巣からゴールを奪った選手の表情は、いつも切ない・・・

近年のサッカー界は、選手の移籍がひっきりなしに行われているので、いわゆる「生え抜き」選手が年々希少化しています。
もはや「絶滅危惧種」と呼んでもいいかもしれません。

そうなると起こりうるのが、古巣との試合でゴールを奪うこと。

喜んでいいのか、どうリアクションしたらいいのか困ってしまいます(苦笑)

Frank Lampard scored against his former club, Chelsea

多くの選手はこうしている

ほとんど全ての選手は、古巣が相手でもプレーには全力を出していますし、決して手を抜くことはしていません(と、思います)。FWの選手なら当然得点しようとしますし、MFもDFもチャンスがあればゴールを狙うでしょう。

しかし、実際にゴールを奪った時、多くの選手は喜びません。
むしろ、哀しげというか切ない表情をします。

周りの(今の)チームメイトが祝福にかけつけても喜ぶことはなく、逆に「やっちまったぁ…」という感じでいます。オウンゴールをしてしまったかのような……

やっぱり喜べない……

「喜べばいいじゃん。仕事なんだし、割り切っちゃえよ」

とも思えるのですが、喜べないのは個人的によく分かります。
やっぱり複雑になってしまうのでしょう。

多くの場合、相手チーム(古巣)には元チームメイトが多くいます。
「仕事」として割り切って、プレーそのものには全力で取り組むでしょうけど、得点してはしゃぐのは、ある種、相手に屈辱感を与える行為でもあります。ついこないだまで喜びも苦しみも分かち合っていた元の仲間にそれをするのは、やっぱりできないんじゃないかと。

試合の目的は勝つことで、得点はその手段です。得点は、目的達成に近づいている成果とも言えるので喜ぶに値することでしょうけど、「得点の都度喜ぶ・はしゃぐ」は、別にしてもしなくても良いことでもあります。勝った後にロッカールームで今のチームメイトと喜べばいい話だし。

そう考えると、古巣という「特別な相手」には別にしなくてもいいよな、と思うのです。

他の世界でも似たことはあるかもしれない

サッカーに限らず他のスポーツでも、ひいてはビジネスでも同じようなことはあるかもしれません。
ビジネスで言えば、同業他社に転職した場合や全く別の業種・業界・業態に転職した場合で、「古巣」に何か良からぬことがあった時です。

転職するに至った事情はどうあれ、前の職場で残念なことがあれば、やっぱり残念に感じるんじゃないかと。私も前の職場には良かった方もいれば全く相容れずイヤだった人もいて、後者とは二度と接点はないと思っています(向こうもそう思っているでしょう)。
でも、そんなイヤだった人にでも残念なことがあれば(そんなことを聞けば)、やっぱり残念に感じるだろうなぁと、40代になった自分は思っています。

もしかしたら10年以上前の若い頃なら「ざま~みろ!罰が当たったんだ!」ぐらいに思っていたかもしれませんが(苦笑)、さすがに今はそんなことはないです。

少しは「大人」になったのでしょうか(笑)

終わりに

多くの選手があからさまに喜ばない一方で、

古巣チェルシーから得点した現PSGのダビド・ルイス
古巣マンUから得点した現アーセナルのダニー・ウェルベック
古巣ドルトムントから得点した現バイエルンのロベルト・レヴァンドフスキ

あたりは喜んでいましたね…(それでも控えめだったかも)

こないだの欧州CL準決勝のレアルvsユーベの2nd Legで、ユーベのFWアルバロ・モラタが古巣レアルから勝敗を左右する同点ゴールを奪った時の表情を見て、そんなことを思いました。モラタは、去年はレアルの一員としてCL優勝したので尚更だったのでしょう。

以前にも、

古巣アーセナルから得点した現マンUのロビン・ファン・ペルシー
古巣チェルシーから得点した現マンCのフランク・ランパード

が同じように複雑な表情をしていて、

「やっぱそうだよなぁ……」

と思っていました。
喜ぶ・喜ばないは、古巣での在籍期間にもよるのかもしれませんけどね。

でも、いろいろ複雑なのは間違いないですね……

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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