なぜ外に投げ捨てるのか?「捨てバイザー」の捨てる場所

F-1を見る頻度は「たまに」になってしまいましたが、以前はけっこう見ていました。

まだアラン・プロストやネルソン・ピケ(お父さんの方)、ナイジェル・マンセルとかリカルド・パトレーゼがいた80年代後半~90年代前半です。当然、アイルトン・セナもいましたし、ジャン・アレジが若手の頃でした。

ミヒャエル・シューマッハーが古○伊知郎アナに「F-1ターミネーター」と言われ、マイケル・アンドレッティが「顔面ビッグマック」と言われていた時代も見ていました(分かる人には分かるけど、分からない人には分からない(笑))

当時からはテクノロジーが格段に進化して、マシンの性能も安全性も高くなっているのは間違いないですし、ドライバー(F-1では「パイロット」と言う)の乗りやすさもかなり良くなっているのではないかと。

で、そんな進化に遅れているかのような「捨てバイザー問題」があるようで、言葉の懐かしさ(笑)と共に注目しました。

「捨てバイザー」って何?

「捨てバイザー」とは、ヘルメットのバイザーの外側につける透明のシートで、レース時には何層も重ねて着けるものです。視界が悪くなると、そのシートを一枚ずつ剥がしていき、視界を確保するようにしているのです。

雨だけが問題なら、サングラスのレンズのようにハイドロフォビック(Hydrophobic)加工さえすれば良いのでしょうけど、F-1の場合タイヤのカスや路面の砂ぼこり等が巻き上がったものもあるし、何より時速200~300kmで走っている中でレンズの加工だけに頼るのは危険でもあるのです。

ドライバーが視界が悪くなる都度それを剥がしてポイッと捨てるので、「捨てバイザー」と言われています。

ちなみに英語では「Tear-off strips」とか「Tear-off films」と言うそうです。
「剥がすシート」っていう意味です。

dirt

問題は捨てる「場所」

最近のニュース記事でも問題となっているのは、レース中にコースに捨てられた「捨てバイザー」が他のマシンにくっついてマシントラブルの原因になりうるということのようです。ドライバーが「捨てバイザー」を剥がしてすぐにその辺に捨てるので、他のマシンが通る時にそうなってしまうようなのです。

で、最近あるチームから「捨てる場所を考えるべきだ」というコメント(提案?)があったそうです。

「え?さ、最近?」

というのが率直な印象です(笑)。

もっと前から問題視していなかったのでしょうか?
普通に問題になりそうなことだと思っていたので、何らかのルールが既にあるものだと思っていましたが、どうもまだルール未整備だったようです……

すぐに解決できると思うけど…?

早い話、「コックピット(運転席)内に捨てるようにさせればいいんじゃない?」と思うのですが……

F-1マシンのコックピットは、すごく狭いです。軽量化・空気抵抗の最小化・安全性等を徹底的に追求しているので、必然的にコックピットもスリムにしないといけないのです。なので、パイロットはかなり窮屈な状態で運転しています。

しかし、「捨てバイザー」ぐらいなら何枚でも捨てる余裕はあるだろう、と思うのです。

薄いし軽いし小さいです。ペリッと剥がしてすぐにステアリングの下とか足元にポイッと置いておけばいいじゃん。そんなこと、前から出来たじゃん、と素人的には思います。

今になって「捨てる場所どうするんだ?」というのは、テクノロジーの進歩に比べてすごく原始的な感じがしました(笑)

いやいや、「(笑)」じゃない!安全性を考えれば大問題です。

いずれにしても安全面の問題なので、早く解消した方が良いのでは?と思います。
というか、これぐらいのことならすぐに解消できるでしょう。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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