勝つチームはよく動く!「2期比較」してみて分かったこと

自宅で本(雑誌)の整理をしていたら、去年のW杯と5年前のW杯の総集編が出てきました。

「これは面白い♪」

ということで、試算表のように(笑)数字のデータを2期比較してみました。

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注目したのは「走行距離」

この本には、いろいろな数字のデータが記載されていました。シュート数、枠内シュート数、ファウル数、FK・CK数、パス成功数・成功率、クロス成功数(成功率)、オフサイド、ファウル、走行距離、ボール支配率、等々。

その中でも特に注目してみたのは、「走行距離」でした。
ボール支配率やパス成功数(成功率)も勝敗を分ける要素になりえますが、技術・体格で劣るチーム(この国ですね)が世界で勝負するために必須じゃないのかと思っていたのが「走行距離」だと思っていたからです。

要するに、「技術や体格で負けるなら、ハードワークするしかないでしょ!」ということです。

某国代表の2期比較

まず、サムイブルー……、いや(汗)、サムライブルーのグループリーグ(以下、GL)の2期比較をしてみました。数字はチームの総走行距離です(単位:m)。

2010 ①カメルーン戦 日本:109,940 ⇔ カメルーン:102,958
②オランダ戦    日本:108,606 ⇔ オランダ:104,261
➂デンマーク戦   日本:112,904 ⇔ デンマーク:107,518
→ 3試合平均:110,483

2014 ①コートジボワール戦 日本:108,251 ⇔ コートジボワール:97,225
②ギリシャ戦       日本:102,025 ⇔ ギリシャ:95,556
➂コロンビア戦      日本:107,211 ⇔ コロンビア:104,805
→ 3試合平均:105,829

分かったこと

この比較で分かるのは、

  • 日本は、一応どの試合でも相手には走り勝っている
  • しかし、GL通過した2010年大会の方が運動量が多かった

といったところでしょう。
単純に同じ選手は4年歳をとっているし、メンバーの入れ替わりだってあるし、その時の気候の違いも要因になっていると思います。しかしながら、「去年はあんま動けていなかったんだね」とも数字で言える印象です。

優勝国の2期比較

次に、参考になるかなと思って、チャンピオンのドイツ代表も2期比較してみました。両大会とも7試合やっているので、上の青いチームよりもデータが豊富です♪

2010 ①オーストラリア戦 ドイツ:112,073 ⇔ オーストラリア:113,489
②セルビア戦    ドイツ:102,922 ⇔ セルビア   :111,502
➂ガーナ戦     ドイツ:108,940 ⇔ ガーナ    :106,051
④イングランド戦  ドイツ:108,377 ⇔ イングランド :106,896
⑤アルゼンチン戦  ドイツ:106,856 ⇔ アルゼンチン :100,485
⑥スペイン戦    ドイツ:111,724 ⇔ スペイン   :109,335
⑦ウルグアイ戦   ドイツ:107,914 ⇔ ウルグアイ  :105,759
→ 7試合平均:108,401

2014 ①ポルトガル戦     ドイツ:111,651 ⇔ ポルトガル :101,868
②ガーナ戦       ドイツ:116,878 ⇔ ガーナ   :110,737
➂アメリカ戦      ドイツ:112,791 ⇔ アメリカ  :114,545
④アルジェリア戦(※) ドイツ:127,414 ⇔ アルジェリア:124,532
⑤フランス戦      ドイツ:107,688 ⇔ フランス  :100,531
⑥ブラジル戦      ドイツ:119,330 ⇔ ブラジル  :108,903
⑦アルゼンチン戦(※) ドイツ:150,487 ⇔ アルゼンチン:138,397
→ 7試合平均(※):110,966

(※)延長戦があったため、90分間ではなく120分間のデータ。7試合平均の数字は、延長戦があった試合を90分間に換算したうえで算出。

分かったこと

ドイツの数字を比較してみて分かるのは、

  • 3位に終わった2010年大会よりも、優勝した2014年大会の方が運動量が多かった
  • ほとんどの試合で相手チームに勝っていた。しかも、圧勝した試合は運動量でも圧倒していた
  • 2010年のスペイン戦では運動量で勝っていたものの、実際に見た印象としては「走らされてた」感があった
  • 去年のアメリカ戦では、アメリカのユルゲン・クリンスマン監督が「勝つためには、運動量で負けられねえぞ!」と気合いを注入していたと思われる(笑)
  • ブラジル戦は、ブラジルの思考停止状態がヤバかったので、運動量にも大きな差が出たと思われる

といったところです。
日本と同じく多くの主力選手は4年歳をとり、メンバーの入れ替わりも多少あったにもかかわらず、運動量では逆の結果になっていました。気候の違いはあまり関係なさそうですね。日本にとってもドイツにとっても、南アフリカとブラジルは異大陸だし。

まとめ

運動量を数字で見ると、

「やっぱり勝つには、たくさん動かないとダメじゃん!」

と感じられます。
最低でも世界チャンピオンのドイツが出している数字は上回らないと、強豪国といい勝負ができないのではないでしょうか。

技術や体格ではどうしても勝てっこないのだから、やっぱりハードワークは大事なのではないか、と改めて思いました。ここでなら強豪国に勝ち目があります。

そう考えると、ハリルホジッチ監督が体脂肪率を重視するのも一理ある気がします。「動けない(動かない)選手では勝負できない」ということなのでしょう。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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