GKから見たPK戦はこんな感じ・・・PK戦はけっこう楽しい♪

PK戦は、一本のキックが勝敗を左右する残酷な側面を持っています。
キッカーもそうですが、守るGKも責任重大です。

私はキッカーとGKの両方を経験していますが(所詮アマチュアの世界ですけどね…)、今回はGKの立場からのポイントを書いてみます。

Ashley-Cole_3921839281b

まず、PK戦の基本ルール

PK戦は、まずは「5人 vs 5人」での勝負です。
最短では3人ずつで決着がつきます(3-0で終了)。

決着がつかないとサドンデス方式になります。つまり、両チームが1回ずつ蹴った結果、1点差がつけば即終了ということです。

PK戦は緊張が高い一方で残酷でもあるので、観る側も感情的になりやすくなりますが、やっている選手(特にキッカー)からすると極力回避したいというのが本音でしょう(笑)。

私は小学生~大学時代に、PK戦はキッカーとして、またGKとして合わせて10回以上は経験しました。GKをしていた頃には、PK戦で完封試合(最短の3人だけで勝利)をしたこともあります(プチ自慢♪)。

キッカーもGKもPKに対するアプローチは人それぞれですが、GKの場合は、以下がポイントになるでしょう。

キッカーが蹴る前に動くか、蹴るまで動かないか

PKのシュートは、概ね時速70~130km(遠藤選手のようなコロコロキックを除く)の速さです。シュートコースが良いと、どんなに優れたGKでも蹴った後に反応していては追い付けません。

そのため、蹴る直前に左右いずれかにヤマを張って動くケースが多いです。
(正面に来ると読んで、あえて動かないというケースも勿論あります)

また、相手が蹴るまで絶対に動かない、という選手もいます。
コースの良いシュートは諦める。その代わり、真正面や甘いコースのシュートは確実に止める、と決めている場合です。
遠藤選手のような相手GKをじっくり見て蹴る方向を決めるキッカーに対しては、こっちの対応をするGKが多いでしょう。

左右どちらに動くかは、GKによって様々です。初めから(キッカーを見た段階で)動く方向を決めている選手もいますし、相手の様子を窺って蹴る直前に決める選手もいます。

この辺は、自分のポリシーを持って常に同じようにしているGKもいれば、ケースバイケースで対応するGKもいます。

相手の足を見るか、目を見るか

蹴る直前に動くGKの場合、キッカーがシュートするところをしっかり見ないとセーブすることはできません。

しかし、キッカーのどこを見ているかは、そのGK次第です。

キッカーが蹴る時に相手の足を見ているGKと、相手の目を見ているGKがいます。

前者の場合、蹴る直前のキッカーの蹴り足・軸足の角度や身体の傾き等を見て動く方向を決めます。コースを突こうとするキッカーやガチガチに緊張しているキッカーの場合、分かりやすい蹴り方をするので、読み通りになることがよくあります。

PKではないですが、むかし『キャプテン翼』で、翼くんが早田くんの「逆カミソリシュート」を、蹴り足の角度から読み取っていましたよね。それと同じようなイメージです。
(古いたとえ話でスミマセン……)

後者の場合、ずっと相手の目を見つづけます。
キッカーは蹴る前に、かなり高い確率で蹴る方向に目を向けます。助走しながらチラ見する人もいますし、助走する前や蹴る寸前に見る人もいます。そこを見逃さないのです。

ド緊張している選手だと、見事に目で分かってしまいます。
GKから見れば「ヘヘヘ」という感じです(笑)。

しかし、PK慣れしているキッカーの場合、フェイントで目を使う選手もいますし、逆にGKの目を見る選手もいます。キッカーに見られると、しばし「見つめ合い」になってしまうのですが(苦笑)、そこで先に身体が動いたらこっち(GK)の負けです。

一言で言えば、「駆け引きの勝負」です。

「名GK=PKに強い」ではない

優れたGKでもPKには強くない選手がいますし、PKだけ異様に強いGKもいます。
PKだけ異様に強いGKとしては、最近ではインテルのハンダノヴィッチが有名ですね。
(ちなみに私もそうでした(^^;))

「何が強い」というわけではないのですが、勘の良さや駆け引きの強さなのかなと思います。

終わりに

私はPK戦を観戦している時は、いつも両チームのGKの様子を見ます。
そして、GK目線で「キッカーがどっちに蹴るのか」も見ます。

GK目線で見ていると、キッカーの表情を見ただけで

「この選手、こっちに蹴るかな?」

とか、

「あ。この選手、失敗しそう」

というのが分かります。けっこう当たります(1/2以上の確率)。

でも、やっぱり実際にGKとしてPKをストップするのが一番楽しいですね(笑)。

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする