サッカーで体脂肪率の改善に求められているもの

最近話題になったサッカー選手の体脂肪率の話。
どのスポーツでも同じように話題になりえますが、サッカーで体脂肪率が低いことの意義について【非】科学的に考えてみました。

体脂肪率が低いことは本当に良いのか?

まず、本当に体脂肪率は低い方が良いのでしょうか?

たしかに体脂肪率が高いということは、その分だけ余分な肉を背負って走り続けることを意味します。そのため、ここぞという時のトップスピードでの動きの最大化(最速化)の妨げになるとは考えられます。早い話、「動きのキレが悪くなる原因でしょ」ということです。

しかし、一方でサッカーはフィジカルコンタクトの多いスポーツです。選手ともぶつかり合うし、空中戦でバランスを崩せば地面にも足以外の場所から着地します(GKなら腕から落ちることがほとんど)。その時に身体、特に骨を守ってくれるのが脂肪だったりすることもあります。脂肪がクッションになってくれるからです。相撲の力士やプロレスラーが筋肉だけでなく脂肪もしっかりつけているのは、まさにこれではないでしょうか?

体脂肪が多いとケガをしやすいという意見もあります。「怪物FW」だったホナウドは体脂肪が多かったので(引退後は更に大増量(苦笑))、その典型例なのかもしれません。しかし、ケガは多くの場合、相手選手の危険なプレーが原因であることが多く(そうしないと止められない。例:マラドーナ、ファン・バステン)上手い選手ほどケガしやすい傾向にあるような。なので、一概にそうとも言えないかな、とも思います。もちろん筋肉とのバランスは大事だと思います。

また、脂肪は人間の身体に貯蔵されているエネルギーの一つでもあると言われます。体内の炭水化物が燃焼されたら、次に脂肪が燃焼される。だから、「有酸素運動は30分以上やった方がいい」と言われるのではないでしょうか?

この点を考えると、「脂肪=悪」と一概に決めつけるのもどうかなと感じます。
多すぎるのは良くないですけどね。

体脂肪率は一つの「バロメーター」になる

では、体脂肪率の改善に求めているのは何かというと、一言で言えば

「意識レベルの向上」

なのかな、と思います。

体脂肪率が高くなる原因は、ケガや病気でトレーニング不足だったというのを除けば

  1. 練習や試合で精力的に動いていない
  2. 食生活の不摂生

のいずれかが原因でしょう。要するに、ピッチ内・ピッチ外のいずれかでのプロ意識(アマチュアなら「アスリート意識」?)の欠如が体脂肪率を引き上げているのだということです。

実際、「プロ意識が高い」と言われている選手は体脂肪率が低いです。バスケになりますが、マイケル・ジョーダンは現役時代の体脂肪率が3%台と言われていましたし、デニス・ロッドマンやカール・マローンのような筋肉バキバキの選手も5%台とか言われていました。サッカーで名前が挙がる選手も同様では?

まとめ

「そりゃ低い方がいいわな」と単純に思っていた体脂肪率ですが、実際には選手の意識レベルを刺激したいのかな、と思います。

プロでプレーしているサッカー選手は、(数字でも明らかですが)体脂肪率が十分に低いです。今も昔も明らかなデブは活躍できない(デビューすらできない)レベルなはずだし、「11%未満でなければケガをする」というものでもありません。

「練習でも試合でも一生懸命動け。そして、食事の質も上げて選手としての完成度を高めろ」

そう言いたいのかなと感じましたが、選手にはどう伝わったのでしょう?

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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