「今日から新年度!」全員がそうではないけど・・・

4月になりました。

「今日から新年度。気持ちを新たにして頑張ろう!」

という方が多いと思います。
しかし、世の中の全ての人が「4月は新年度の始まり」というわけではありません。
(私もそうです。四半期の区切りではありますが)

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3月決算の会社(法人)の国内全体の割合

国内のほとんど会社が3月決算で、4月が新年度の始まりというイメージがあるかもしれません。私も監査法人で働きはじめるまでそう思っていました。

公認会計士または監査法人が監査証明業務を実施した上場企業数は、2012年度に3508社あります。そのうち、3月決算企業は2454社だそうです(ソースはこちら)。ほぼ7割が3月決算だということになります。

上場会社だけで見ると、かなりの割合で3月が年度の区切りになっています。

しかし、非上場会社も含めた全ての会社(法人)で見ると、2013年度はこんな感じのようです(国税庁HPの「統計情報」をもとに集計)。

Book1

国内の会社(大企業・中小企業含め)全体で見れば、3月決算の会社は概ね2割程度しかないようです。

一方、国内の外資系企業を含む外国企業は12月決算がほとんどです。100%ではありませんが、外資系企業の監査をした個人的経験に基づけば9割ぐらいがそうなのではないかと思っています。

外国では、「1年の区切り」として12月を決算にする(1月を新年度のスタートにする)会社が多いです。

なぜ3月決算が多いのか?

会社は決算月を自由に設定することができます。単純に計算すれば、どの月も8.33%(1/12)の割合になっても良いはずです。3月だけ20%近いのは、明らかに偏りがあります。

更にいえば、月末である必要もありません。つまり「決算日」の設定も自由です。上場会社の中には、創業者の誕生日(月末ではない)を決算日にしている会社もあったりします。

では、なぜ3月決算の会社が日本には多いのでしょう?
他のサイトやブログ等にも書かれていますが、それは国や地方公共団体の予算編成期間が4月~3月であることが大きいと思われます。公的機関との取引上の都合を考慮してのことかな、と。予算編成期間に影響されているのか、税制改正や会計基準の変更も「4月1日から開始する事業年度より適用」というケースが多いですし、学校の新学期も4月になっています。

もちろん「取引先が3月決算にしているから、ウチも3月決算にしよう」ということで3月決算になっている会社も多いでしょう。いずれにしても、国の予算編成期間による影響が大きいようです。

ただ、業界で別の決算月が多いというケースもあります。百貨店や量販店は、業界全体で2月決算が多いです。1月(年初)の繁忙期を終えて2月は閑散期に入るので、そこで決算をしようという意図のようです。閑散期なら在庫の量も動きも少ないので(そのはず)棚卸しやすいですし。

個人事業者は12月決算

ちなみに私もそうですが、個人事業主はみんな12月決算です。1月1日~12月31日の決算に基づく確定申告を、つい先日終えたばかりです。この3月末は「第1四半期」の区切りであって、既に「平成27年度」は進行中なのです。

終わりに

個人的には第1四半期の区切りでしかないわけですが、子供たちは4月が(学校・保育園の)新年度の始まりなので、それに影響を受けて少しフレッシュな気持ちです(笑)。

今日が入社式という会社も多いでしょうし、新たな場所(転職先・異動先等々)でのスタートという方も多いでしょう。

東京では桜が良い感じに咲いていますし(笑)、きっかけはどうあれフレッシュな気持ちでスタートまたはリスタートできれば良いなと思っています(自分も含めて)。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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