転勤の時は子供のケアを大切にしてほしい

少年時代、毎年この時期はすごくブルーでした。
2月の終わり~3月アタマのこの時期に、父親の異動の発表があったからです。

私の父はいわゆる「転勤族」で、平均して2年に一度は転勤がありました。

通算で8回引っ越しを経験しました(中学入学以降は父親が単身赴任)。
この時期に発表があって、学校の修了式が終わった直後の3月25日~26日辺りに引っ越しでした。それまでの間に、友だちに転校することを告げたり、クラスで送別会を開いてもらったりするのが毎回辛く、涙なしに引っ越したことはほとんどありませんでした。

もちろん、引っ越した先々で新しい友達との出会いや楽しい思い出もありました。
しかし、それはたまたまそこが良い場所で、出会ったのが良い人たちだったのかもしれません。たまに、転校したらいじめに遭うようになった子どものニュース等を見ると、「自分はよくいじめられなかったな」と思います。

幸運だった一方で、少年時代に友だちとは長く濃い付き合いが物理的に出来なかったことも事実です。自分が人見知りなのも、少年時代の数々の引っ越しが要因の一つなんだろうなと思っています(被害妄想かもしれませんが)。

また、自分の進路にも影響したとも思っています。
私は小学生時代にすでに

「自分に子供ができたら、今の自分と同じ思いはさせたくない!」

と思っていました。

「大人になったら何になりたい?どんな仕事をしたい?」
という話題が出た時も、すぐに思いつくのは

「転勤・引っ越しがない仕事」

でした。

多くの会社員の方にとって、「転勤」は避けて通ることができないイベントでしょう。私の少年時代から30年経った今でも、「転勤族」という言葉は存在します。

異動になったご本人は悲喜こもごもだと思いますが、お子さんは大なり小なりショックを受けます。友だちや先生と離ればなれになること、環境が変わること。別れ、寂しさ、心配、不安等々。

ご自身のこと(社内での業務の引継ぎや送別会等々)で大変だと思いますが、お子さんのケアも忘れないでほしいな、というのが子供時代に辛さを経験している私の願いです。お子さんの表情を見ればすぐに分かります。

先日、とある保険会社の方とお話することがあり、雑談の中で自分の父親が「転勤族」だったことを話したところ、

「私も転勤族でねぇ。子供たちも3年に一度ぐらい転校してるかな。まあ、しょうがないですよねぇ(笑)」

と、あっけらかんと話している姿を見た時に、自称温厚(笑)の私が珍しくイラッとしました(もちろん、表情にも言動にも出ないように努めました)。

お子さんにどう接しているのか知りませんが、そのまんまだとすると、ちょっとなぁ……と。

「転勤がない仕事」は、私が資格取得を志したきっかけの一つでもあります。

希望しなければ基本的に転勤のない監査法人で働いて、次に独立したことで、実際に「転勤」そのものがない環境になりました(もちろん、将来のことは分かりませんけどね)。

なので、今は自分の子供に当時の私の辛い思いをさせずにいることが、子供にとって好影響であってほしいなと願うばかりです(そうであるように親としてできることをしなければ、と改めて思います)。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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