メイウェザーvsパッキャオで注目するところ

5月2日に行われるフロイド・メイウェザーJr vs マニー・パッキャオの一戦は、今のボクシング界では最大のカードと言えます。

かつての「アリvsフォアマン」、「アリvsフレージャー」、「タイソンvsホリフィールド」、「タイソンvsルイス」、「デラホーヤvsトリニダード」、「デラホーヤvsメイウェザー」と同等、いや、それ以上の注目度と言えるでしょう。

残念ながら「鮮度」は落ちてしまいましたが……(苦笑)

注目するところ

「ヒール的なアメリカンボクサー」vs「アジア史上最強のボクサー」

メイウェザーは、ボクシングファンには有名だと思いますが、憎たらしいぐらいに上手いボクサーです(笑)。

スピードがハンパじゃなく、相手の攻撃を「L字ガード」と抜群のボディワークで見事にかわします。そのため、試合で顔を腫らしたことはほとんどなく、試合前と同じような顔で試合後のインタビューを受けます。

KOが少なくて(判定が多くて)つまらないという声が多いのも特徴です。
その通りなのですが(笑)、リスクをとって無理に攻撃しなくても勝てるからなのでしょう。KOしなくても確実に勝てる実力があるので、12ラウンドをフルに使って相手を圧倒します。

試合前に挑発的なところも特徴です(苦笑)。
特に、強い選手に対してきつくディスる傾向にあります。
放送できる範囲の言葉ではありますが、今回のパッキャオに対して言う言葉もおおよその見当がつきます。多分

「あの身体は○○○やってるんだろう!」

みたいなことを言うでしょう(笑)。
これまでも実現しそうなところで、メイウェザーが両者に抜き打ちのドーピング検査の実施を要求していたことがネックになったと言われていました。メイウェザーが疑っていたのは確かでしょう。
本当に使用していた(いる?)のかは不明ですが、今回もネタにするだろうな、と。
(個人的に「それはない」と思っていますが、いろんなスポーツで裏切られてきたので絶対的確信は持てません。)

対するパッキャオは、フィリピン人。フィリピンの国民的英雄と言ってもいいでしょう。フィリピン国内の紛争が、パッキャオの試合の日だけ一時休戦になったという逸話もあります。

アジア人としては「史上最強」と言って間違いないです。実績もファイトマネーも。

ファイトスタイルは、メイウェザーと対照的に終始好戦的です。積極果敢に攻撃して、相手を追い込みます。相手に攻め込まれて逃げ腰になった試合は、ほとんどないのではないかと思います。そんなスタイルでしかも強いので、ラスベガスのメインイベントを務めているのも当然と言えます。

1試合のファイトマネーが毎回10億円を超えるアジア人ボクサーは皆無ですし、今回は更に1ケタ増えるようです(汗)。

少なくとも私が生きている間は、パッキャオを超えるアジア人ボクサーは出てこないだろう、と思っています。それぐらいすごいボクサーです。

「無敗の5階級王者」vs「実質8階級王者」

メイウェザーの戦績は47戦全勝26KO。無敗です。そして、スーパーフェザー級からスーパーウェルター級までの5階級を制覇しています。5階級制覇した選手はこれまでに7人いますが、無敗のまま制覇したのはメイウェザーだけです。

しかも、WBCだけで5階級制覇しています。
あの緑色のベルトを5本持っています(「ダイアモンドチャンピオン」とかは除く)。
メイウェザーのこだわりなのでしょう(笑)。

対するパッキャオの戦績は64戦57勝5敗2分け、38KOです。
5敗しているものの、これまでに戦った相手が凄い選手ばかりなのが特徴です。
エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケス、マルコ・アントニオ・バレラ、オスカー・デラホーヤ、リッキー・ハットン、ミゲール・コット、シェーン・モズリー、アントニオ・マルガリート……凄いです。

そして何より凄いのが、6階級制覇、いや、「実質」8階級制覇していることです。
「実質」としているのは、実際に制覇した6階級の間にスキップした階級が2つあるからです。

パッキャオはフライ級からスーパーウェルター級まで計6階級を制覇していますが、スーパーフライ級とバンタム級を飛ばして、フライ級からいきなりスーパーバンタム級を制覇しました(それ以降は各階級をステップアップ)。

フライ級はリミットが50.80kg、スーパーウェルター級は69.85kgです。キャリアでほぼ20kgの増量をしながらも、各階級で世界チャンピオンになっているというのは、驚異的という以外にありません……(汗)。

セコンド同士は「2度目」の対決

メイウェザーのセコンドは、叔父さんのロジャー・メイウェザーさん。メイウェザーは、ずっとお父さん(フロイドSr)か叔父さんの指導・セコンドしか受けていません。

対するパッキャオのセコンドはボクシング界の名トレーナー、フレディ・ローチさんです。ローチさんはマイク・タイソン、ジェームズ・トニー、ウェイン・マッカラー等々のチャンピオンのセコンドを務めてきた超有名トレーナーで、ボクサーだけでなくMMAファイターも数多くの選手がスポットでローチさんにトレーナーを務めてもらっています(MMAではGSPやアンデウソン・シウバ、BJ・ペン等も見てもらっていました)。

マニアックですが(笑)、セコンド同士は2度目の対決となります。
以前、メイウェザーとデラホーヤが対戦した時に、デラホーヤが一度スポットでローチさんにセコンドをしてもらっていました。デラホーヤは、それまでメイウェザーのお父さんであるフロイドSrにセコンドをしてもらっていたのですが、さすがに息子の対戦相手のセコンドはできないと、メイウェザー戦は断られました。そこでローチさんのアドバイスを受けて試合に臨んでいました。

その試合は判定でメイウェザーが勝ちましたが、ローチさんは試合を通じてメイウェザーの「穴」を見つけたかな?とか思ったり。特に長年トレーナーをしているパッキャオであれば、その攻略のカギを教えられるのでは?とか思ったりして、少し期待がふくらみます。

セコンドとしてローチさんの「リベンジのチャンス」でもあるわけです。

終わりに

まだ注目するところがありそうですが(笑)、ネタが尽きないのでまだまだつづきます♪

このカードは個人的に注目度が別格なので、当日まで引き続き不定期的に書いていこうかと思います♪

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士