学生駅伝選手はどんどんフルマラソンに挑戦した方が良いと思う

昨日は東京マラソンがありました。
8年連続で落選しているため、私は自宅近くのあるポイントで観戦するのが恒例になっています。不本意ですが(苦笑)。

今回は、ただ「速え~」と見るのではなく、トップ選手の走り(脚の運び、手の振り、足の踏み込み、上体の姿勢、呼吸の仕方等々)を見て学ぼうというのをテーマにしました。周りの沿道の観客が「頑張れ~!」と声援を送る中、ただ一人私は息子を抱っこしながらジーっと選手の走りを観察していました(笑)。

先頭集団から猫ひろし選手ぐらい(笑)までの数分間だけ。選手は、みんなほんの数秒で走り去っていきましたが、自分のフォームを見直した方が良さそうだということがよく分かりました。やっぱりTVではなく、グラウンドレベルでいろんな選手の走りを見ていると、気づきや学びが得られます。

そんなところを見ていてふと思ったのが、

「箱根駅伝に出ている学生選手は、どんどん出た方がいい」

ということです。
いくつもメリットがあるように思ったからです。

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学生駅伝選手が挑戦するメリット

1. 距離に対する自信

駅伝では、せいぜいハーフマラソンぐらいの距離しか走りませんし、学生陸上競技には「マラソン」がありません(10000m走が最長距離です)。約42.2km走るフルマラソンを経験すれば、駅伝での距離に対する自信が強まるのではないかと思います。

駅伝の距離を考えると、日頃からトレーニングで30km走ぐらいはしているのかもしれません。しかし、フルマラソンの「30kmから先の世界」は、ほとんど経験していないはずです(一日で通算42km以上を走ることはあっても、レース形式でぶっ通しで走ることはしないでしょう)。

これを一度でもレースで経験しておけば感覚が変わるのでは、と思うのです。
箱根駅伝で脱水症状等で苦しむ選手を見ていると、フルマラソンを通じてコンディショニングの大切さも強く実感できるのでは?と思うのです。

2. 国内・世界トップレベルの速さの体感

駅伝大会では、県別対抗のレースで実業団選手と競う機会があります。
しかし、そんなチャンスはほんの一握りの選手にしか来ませんし、マラソンのレースに出なければなかなか国内や世界のトップレベルの速さを知ることができません。

「ハーフマラソンでもいいのでは?」とも思いましたが、ハーフマラソンのレースには世界トップレベルのランナーはなかなか出ません。だからこそ、世界トップレベルの選手も参加するフルマラソンが良いと思うのです。

「10000m走があるのでは?」とも思いましたが、10000m走のトップランナーは速すぎです(笑)。学生ランナーは、トラック2km過ぎぐらいから千切られるでしょう。だからこそ、(ほんの)少しペースの遅いフルマラソンの方が良いと思うのです。

別に学生に世界レベルの速さを競ってもらうことを期待しているわけではなく、トップレベルの速さを知ることは貴重な経験になるのではないかと思うのです。バスケで言えば、学生選手がNBAの選手とマッチアップできるような機会が、フルマラソンにはあるのでは?と思うのです。

3. 将来のための新しい発見

駅伝は、残念ながら現状では日本でしか盛り上がっていません。オリンピックでも世界陸上でも「EKIDEN」という種目はありません(将来どうなるかは分かりません)。

そうなると、学生駅伝選手の卒業後の進路は、多くの選手が

  • 実業団で駅伝と10000mの二足のワラジ
  • 実業団で駅伝とマラソンの二足のワラジ
  • 実業団に入らず就職。一人でレースで勝負する
  • 実業団に入らず就職。趣味としてレースに参加する
  • 実業団に入らず就職。レースでは走らない

のいずれかになるのかな、と思います。

将来どの進路に進むにしても、マラソンを走っておくことは「新しい発見」につながるのではないかと思います。

フルマラソンを走ってみて、

「俺には42kmはキツイ。10000mで勝負したい」

と感じる人もいるでしょうし、反対に

「10000mのようなスピード勝負ではなく、長い距離での駆け引きの方が向いているかも?」

と感じる人もいるでしょう。また、

「マラソンいいなあ。スタートからゴールまで自分次第だし、トラックじゃなくてロードなのも楽しい♪」

と感じる人もいるかもしれません。
いずれにしても、何かの「発見」があるのではないかと思うのです。

まとめ

学生駅伝選手も抽選を経なければならないのか、それとも陸連推薦のようなものが受けられるのか分かりませんが、東京マラソンは、世界のトップクラスの選手が集まるレースとして貴重だと思いますし、世間の注目度もそれなりに高いはずです(笑)。

東京マラソンに限らず、機会があるのなら、学生選手がフルマラソンのレースに積極的に挑戦してみるのもいいんじゃないかな、と観戦していて思っていました。

学生のうちなら、散々な記録だったとしても「初めてだったから」とか「普段そんなに長い距離の練習してないから」という言い訳もできます(笑)。

これもメリットかも(笑)。

それにしても、東京マラソンで走っている人は本当に羨ましい(笑)。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士