FIFAランキングの決定ロジックについての考察その2

昨日につづいて、FIFAランキングの決定ロジックについての考察です。

「PK負け」と「引き分け」は同じ?

反面、「どうなんだろう」と思うのは、引き分けとPKの勝ち・負けがアンバランスな印象がある点です。

上記(M)の数値は、

PK戦勝利      → 2
PK戦無しの引き分け → 1
PK戦負け      → 1

となっています。
国際親善試合や予選リーグ等では引き分けがありますが、決勝トーナメントではPK戦での決着があります。PK戦も勝負の一つだと考えれば、PK戦の勝ち負けに差をつけるのはアリだとは思っています。

しかし、PK戦無しの引き分けとPK戦負けのポイントを同じ「1」にするのは、理にかなっているとは思いません。
同時に、PK戦勝利を「2」にするのも「どうかなぁ」と。PK戦に至らずに勝った場合が「3」で、引き分けが「1」。PK戦の勝利は「その中間」で良いのだろうか?と個人的に思います。

手計算で算出するわけでなく、コンピューターで自動計算するのですから、「もう少しPK戦の勝敗とPK戦無しの引き分けとの差を考えても良いのでは?」と思います。

具体的には、PK戦勝利を「2」に、PK戦負けを「1」にするのなら、PK戦無しの引き分けは「1.5」にするとか。
それと、通常の勝ち(3)とPK戦勝利(2)の差が小さいので、通常の勝ちを「5」にするとか。ここは再考の余地があるように思います。

「ホーム」と「アウェイ」の考慮はないようだ

一番気になったのは、このランキングのポイント算定に「ホーム」と「アウェイ」の差が考慮されていなかったところです。数値で考慮するのが難しいのは百も承知ですが、ほんの少しでも差をつけた方が良いのでは?と思います。

ホームとアウェイが結果に大きく影響するのは、今や誰もが知るところだと思います。W杯予選や大陸選手権予選でホーム&アウェイ方式が採られているのは、それが理由なはずです。

気候の差、ピッチの質の差、応援する観客の差、移動や宿泊、食事等の環境面での差、場合によっては練習場所にも差がありますし……、ホームとアウェイの差はたくさんあります。
なので、少しぐらい考慮しても良いのでは?と思うのですが……

日本代表はランキング浮上に有利…なはず…

以上を踏まえると、日本代表はFIFAランキング浮上には有利に働くように感じます。大陸間でのポイント差があまり大きくないところと、ホーム/アウェイの違いが考慮されていないところが特に有利だな、と。

相手国をホームに呼んでの親善試合が多いからです。有利なホームゲームで勝ちを重ねれば、FIFAランキングをジワジワ上昇させることが可能なわけです。

国際親善試合では「重要度」が低いのは仕方ないですが、国内スポンサーが「なんとかカップ」とか「なんとかチャレンジカップ」を開催して、協会は(日本代表が)勝てそうな相手を招待するツープラトン体制なので、そこでコツコツ勝てばよいのです。

(それが代表チームの実力強化につながるかどうかは別問題ですが)

まとめ

過去20年の間に、FIFAランキング決定のロジックは2度改定があったそうです。したがって、今後も改定の可能性があるのは言うまでもありません。
性質上、「完成」しないものでしょう。

個人的にFIFAランキングはほとんどアテにしていませんが、より「完成」に近い形にするためにも、改定がある場合には上記(と前回書いた)ポイントも考慮されると良いなあと思っています。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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