今はもうないけど…口述試験の思い出

「1月30日」というと、私が公認会計士第三次試験(以下、三次試験)の口述試験を受けた日です。
もう12年も前のことですが……(苦笑)

口述試験は、筆記試験とはまた違った独特の緊張感がありました。
あれはあれで貴重な経験だったなあと、今となっては思います。
もう二度と経験したくないですけどね(笑)。

三次試験は、11月上旬に筆記試験があり、1月初旬に発表。合格者だけが1月終わりから2月初旬にかけて順次口述試験を受けて、3月下旬に発表、という流れでした(私が受験した当時)。口述試験に落ちると、当然ですが来年また受け直しだったので(筆記は免除だったような…)、何としてでも早く受かりたい試験でした。

口述試験は、試験委員の先生(教授または実務家)との質問・回答によって行われていました。科目によって試験委員2人の部屋が2つあり、受験生が1人ずつ順番に2部屋両方で受ける形式でした。

よって一日に全員が受けるわけではなく複数日にわたっての試験だったので、私より先に受験した仲間もいました。
その仲間によると、

「最初いきなり「筆記試験はどうでしたか?」と聞かれたよ」

とのことで、「それほど良く出来なかったように思う」みたいなことを言ったら、試験委員の先生に「そんなことないですよ。けっこう出来ていましたよ」と言われたそうで、そこで落ち着けたと話していました。

別の人も同じように筆記試験の出来を聞かれ、どの科目がどうだったとか言われたと教えてくれたので、

「そうか、そういうものなんだな。最初に少しリラックスさせてくれるんだな」

と少し安心しました。

しかし一方で、口述試験は筆記試験でボーダーラインギリギリだった人をふるいにかけるための試験で、筆記試験がバッチリだった人には甘いけれど、ギリギリだった人にはとてつもなく厳しいという噂もありました。

そのため、最初の筆記試験の感想に対する試験委員のリアクション次第なんだなと、やっぱり当日は緊張していました(苦笑)。

当日、自分の順番になり最初の部屋に行くと、仲間の言っていたとおり最初の質問は

「筆記試験はどうでしたか?」

でした。

「おお!仲間が言ってた通りだ!」と心の中で思いつつ、当たり障りのない感想を言ったのですが、その時の試験委員の先生はにこやかながらも何のリアクションもなく

「では質問を始めます」

といきなり試験を始めてしまいました。

心の中で「ズコッ」という音が聞こえました(笑)。

「うわ~!俺、大丈夫じゃないのかぁ~?」

と、かえって緊張感が高まる結果になりました(笑)。

しかも、私が質問に答えてからの試験委員の方々のリアクションも、『クイズミリオネア』のみのもんた氏のように長い「間」をおいていたので(苦笑)、緊張が緩むことが一切ありませんでした……

終わってから、自分より後に受ける仲間に聞かれた感想も、

「よく分からん……」

だったような(笑)。

今でも初めてお会いする方と(特に仕事関係の)お話をする時は、多少の緊張感を持っていますが、あの試験のようなイヤ~な緊張感はありません。
その意味で、あの口述試験の独特の緊張感は貴重な経験だったなと思います。

繰り返しますが、もう二度と受けたくないですけどね(笑)。

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする