よく議論になるサッカーへの「テクノロジー」導入

サッカーでのゴールラインすれすれの「ゴールか否か」の判定は非常に難しいです。

ゴールか否かは「ボールが完全にゴールラインを越えたかどうか」で判定しなければならず(ライン上ならノーゴールということです)、それは主審または線審によってのみ行われるからです。

ゴールのそばに張り付いている審判がいるならまだしも、主審も線審も常にボールと選手を追って動き続けており、ゴールラインから離れている時には遠くからの目視に頼らざるを得ません。

以上、当たり前のことなのですが(笑)、これを踏まえると昨日の下記記事のような議論が時々発生するのは不可避でしょう。

セリエでまた「幻のゴール」 テクノロジー導入を叫ぶ声高まる

過去の有名な「幻のゴール」

このテの議論は、過去にもちょいちょい起きています。

古いものでは、1966年W杯イングランド大会の決勝戦(イングランドvs西ドイツ)でのイングランドのジェフ・ハーストのゴールです。今ならノーゴールの判定だったと思いますが、ゴールと判定され、結果的にそれが勝敗にも結び付きました。

最近では、2010年W杯南アフリカ大会の決勝トーナメント1回戦(これまたイングランドvsドイツ!)でのイングランドのフランク・ランパードのシュートです。ビデオを見ると明らかにゴールなのですが、ノーゴールの判定でした。結果的には1-4でイングランドの完敗だったのですが、序盤での「幻のゴール」だったので、「もしゴールだったら…」というのは、多くの人が思っていたはずです。

あと、少しマニアックなところでは、1986年W杯メキシコ大会のグループリーグ、ブラジルvsスペインでのスペインのミチェルのシュートです。少年時代に生で見た時、「これ、ゴールじゃないの?」と思っていましたが、ノーゴールの判定でした。この試合は結果的に1-0でブラジルが勝ったので、勝負を左右した判定となりました。

「テクノロジー」を導入するなら、他にもルール変更の余地はある

時として、「幻のゴール」が勝負を左右することがあるので、議論が起こるのは当然と言えば当然です。

同時に、今までサッカーで全然「テクノロジー」が導入されていなかったのも当然と言えば当然だと思っています。
その辺の背景については後日書きますが、サッカーに「テクノロジー」を導入するのであれば、あわせて他にもいろいろなルールを導入するべきでは?と思っています。

例えば、アディショナル・タイム(昔は「ロスタイム」と言ってましたね)。 あれは、審判団の「サジ加減」で決まっていますからね。NBAやNHL、NFLのようにプレーが止まる都度、時間を止めれば不要になります(その分、試合時間は長くなりますが…)。それによって、審判の「サジ加減」なく試合時間がキッチリします。

それと、MLBのような「チャレンジ」制度。レスリングがヒントになってMLBでは昨季から導入されていますが、これは良いルールだと思います。「チャレンジ」を行う回数が必要最小限に抑えられているので、行うタイミングも勝負の駆け引きの一つになります。そこだけは試合を止めてビデオ判定するのもアリではないかと思うのです。

あと、これはミシェル・プラティニUEFA会長も提案していたようですが、ラグビーのようなシンビン制度です。NHLでも一時退場がありますし、サッカーでも時間を決めての一時退場があっても面白いと思うのです。

まとめ

サッカーでは、ここ25年の間にちょいちょいルール変更がありましたが(例えば、GKへのバックパスやオフサイド判定)、見方次第で変更の余地があるところはいろいろあります。今でも審判の見えないところで選手同士がいろいろやり合っているので、それを「見える化(ビデオチェック等)」させるのもアリだと思います。

このテの議論は今後もたくさんあるでしょう。しかし、一度議論し出したら収拾がつかなくなりそうなので、あまり積極的にはならないのでは?と思っています。特に、こういったことを決める人たちには、長時間の複雑な議論は(年齢的に)キツイでしょうからね……。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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