これもまた「And still…」かな

海外のボクシングの試合を見ていると、

「And… still!」

または

「And… new!」

とリングアナが言うのを聞きます。

これは、判定による勝者をコールする時に言う言葉です。
最初にジャッジ3者のスコアを言い、その結果どっちが勝者なのかを伝えます。

日本では、以前はいきなり

「勝者~、赤コーナー…」

という感じで、何のタメもなく勝者をコールしていましたが、最近は海外に倣って「スコア結果→勝者」という順でコールしています。

「And still」と「And new」の違い。

両方とも、後に続く言葉は

「△△△ XXXXX weight champion ○○○~!!」

という感じです。
(「△△△」にはWBAやWBC等の団体、「XXXXX」にはその階級、「○○○」には選手名が入ります)

タイトルマッチでは通常、現チャンピオンと挑戦者が戦います。現チャンピオンが勝てば「王座防衛」となり、挑戦者が勝てば「新チャンピオン」となります。

よって、現チャンピオンが勝てば、「まだXXXXX級のチャンピオン」だという意味合いで「And still」と言い、挑戦者が勝てば「新チャンピオンの誕生」だという意味で「And new」と言うのです。

判定結果の呼称

ちなみに、3人のジャッジによる判定のため、勝敗が決まる結果(つまりドロー以外の結果)は「2-0」「2-1」「3-0」のいずれか3通りになります(「1-0」だと、引き分けの方が多いためドローになります)。

それぞれに言い方があり、以下のように言います。

「2-0」 … 「Majority decision」

「2-1」 … 「Split decision」

「3-0」 … 「Unanimous decision」

そのまんまの言い方ですが(笑)、よくTVで表示されるので覚えておくと「ああ、そういう結果ね」と分かりやすいかと思います。

「And still」と言えば…

「And still」という言葉に、ロイ・ジョーンズJrをイメージするボクシングファンも多いでしょう。

ロイ・ジョーンズJrはミュージシャンとしてもアルバムCDを2枚出しており、その中に「And still」という曲もあるのです。
リリースした当時は、その曲を自分で歌いながら入場していました。ヘッドマイクつけながら(笑)。

曲自体は、意外と(笑)けっこうかっこよく、入場曲らしいノリの良い曲で、今でもたまに聴きます。
ロイ・ジョーンズJrの「もう一つの才能」と言えるでしょう。

「And still」がもう一つ…

最近、これも「And still」だと思うことがありました。
私のボクシングヒーローの一人、バーナード・ホプキンスが50歳になりました。

そして、まだ(And still)バリバリの現役です……

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去年の11月にWBA、IBF、WBOのライトヘビー級王座統一戦で負けて王座を失いましたが、つい2か月前までは世界チャンピオンでした。
しかも2度防衛もしていました。
ただでさえ驚異的なのですが、負けた試合の2日後にはもうジムでトレーニングを再開して、再挑戦する気マンマンなのだそうです(笑)。

卓越したディフェンス能力(危機察知能力)があるので、身体に大きなダメージを負っていないことが大きいのです。「無事是名馬」ということでしょう。

すごく良い刺激を受けます。40歳になっても「まだまだ40歳じゃんか!」と思えます。

ボクシングは危険なスポーツでもあるので引き際の見極めが難しいですが、ホプキンスには行けるところまで行ってほしいなと思います。
これからの動向にも目が離せません。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士