期待通りの好勝負だったJJ vs DC

一昨日ですが、UFC182でジョン・ジョーンズ(Jon Jones。以下、JJ) vs ダニエル・コーミエ(Daniel Cormier。以下、DC)のUFCライトヘビー級タイトルマッチがありました。

派手な試合ではなかったものの、レスリングをバックボーンにした選手同士の好勝負でした。

JJDC

JJは、ジャブ、ミドルキック、ヒジを出して、距離をとりつづけていました。身長とリーチでアドバンテージがあるので、「DCに打撃を出させず、自分は距離をとってコツコツ当てていく」という作戦だったのでしょう。アンデウソン・シウバもよくやっています。DCが前に突っ込んでいくことを見越して、打撃でも防御でも上手く足を使っていた印象でした。

一方のDCは、レスリングとパワーにアドバンテージがあるので、すぐに距離を詰めてパワー勝負に持ち込みたい、そしてテイクダウンしたそうだな、というのはすぐに見てとれました。リーチでJJに劣るので、積極的に前に出てパンチをを出すのと同時に、相手の懐に入るスキを窺っていました。

1Rから組み合いになる場面もあったのですが、テイクダウンされないようにJJが上手く防御していました。突破口を開くため、DCはショートアッパーを多用していましたが、JJも首相撲からのヒザ蹴りやヒジを上手く出していました。スタンドでのレスリングでは、ほぼ互角でした。打撃があるので、単純なレスリング勝負とはやっぱり違うのでしょう。

個人的に、DCがショートアッパーを上手く出していたのは驚きでした。ダン・ヘンダーソンのようでした(笑)。

4Rからお互いスタミナが切れてきて、クリンチ(スタンドでの組み合い)が多くなってきました。それまでも体力消耗合戦のような展開だったので当然なのですが、DCの方が先にスタミナ切れを起こしたようでした。

4RにJJが見事にテイクダウンしたのもDCのスタミナ切れが原因なのでしょうけど、これは驚きでした。観客も、テイクダウンのシーンが一番沸いていたような…。

試合前からTwitterや記者会見でやり合っていたので、JJとしてはDCのプライドをズタズタにしようという狙いが初めからあったのかもしれません。DCとしても、テイクダウンされるというのはかなり屈辱的だったのでは、と思いました。

5Rを通じて強烈な打撃のヒットはありませんでしたが、紙一重に見えた打撃はけっこうありました。逆に言えば、お互い決定打だけは許さなかったわけで、打撃戦もほぼ互角の好勝負でした。

私のジャッジ(笑)では、

1R JJ
2R DC
3R DC(難しいけど)
4R JJ
5R JJ

の48-47でJJでしたが、判定は3者全員が49-46でJJでした。3Rの判定の違いだと思いますが、JJ勝利は明らかでしょう。

感想を一言で言えば、

「JJがグラウンドで下になった状態を見たかったなぁ」

です。

結局、DCもJJをグラウンドで下にすることができませんでした。やっぱりJJは強いです。まだ底がはっきりとは見えません……

ただ、DCと再戦をしたら、次は同じようにはならないかな、とも思いました。それだけ拮抗していました。

JJはヘビー級チャンピオン(しかもDCと同門)のケイン・ヴェラスケスとの対戦したいということを言っていたようですが、どうなるでしょう?ウェイトをどうするのか、というのもあるので、すぐに実現とはいかないでしょうけど、少し楽しみになりました。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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