とうとうジェラードまで…○○一筋の選手絶滅の危機?

スティーブン・ジェラードが、今季終了をもってリバプールを退団し、米国のMLS(Major League Soccer)のチームに移籍するそうです(移籍先は未定)。

ジェラードは、プロデビューからずっとリバプールでプレーしつづけてきました。現役選手の中では「リバプールと言えばジェラード、ジェラードと言えばリバプール」と言っても良いくらいの、リバプールの象徴のような選手です。
(一昨年引退したジェイミー・キャラガーは、デビューから引退までずっとリバプールでしたが、知名度・実績ではジェラードでしょう)

そんなジェラードまでが、とうとう他のチームのユニフォームを着ることになりました。これでますます「○○一筋」の選手がいなくなってしまいそうです……

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なぜ「○○一筋」の選手がいなくなりそうなのか?

選手やチームや国によっていろいろな事情があるのでしょうけど、一言で言えば「お金」でしょう。

お金のあるチームは、お金で優れた選手を獲得してチーム強化したい

お金のないチームは、優秀な選手を他チームに譲渡してお金を獲得したい(そして、そのお金で代わりになる選手を補強したい)

ということです。

選手としても、より高額なサラリーをくれるチームや、より強いチームに移籍できるので魅力的なのです。

特に90年代の「ボスマン判決」以降は、欧州における外国籍選手の枠がほぼなくなって、世界中から何人も選手を補強できるようになりました。そのため、お金があれば強いチームを作ることができる状況になっています。

近年のチェルシーやマンチェスター・シティは、その最たる例でしょう。

過去の「○○一筋」選手

過去には「○○一筋」の選手は、かなりいました。ざっと挙げるだけでも

フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・コスタクルタ(ミラン)
※コスタクルタはモンツァにレンタル移籍経験あり
ジュゼッペ・ベルゴミ(インテル)
ジャンピエロ・ボニペルディ(ユベントス)
ギャリ―・ネヴィル、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス(マンU)
ジェイミー・キャラガー(リバプール)
トニー・アダムス(アーセナル)
クラウス・アウゲンターラー(バイエルン・ミュンヘン)
トーマス・シャーフ(ヴェルダー・ブレーメン)
カルレス・プジョル(バルセロナ)

といった名選手がいました。

現役の「○○一筋」選手

今の現役選手(10年以上在籍)で挙げると

フランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)
チャビ、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシ(バルセロナ)
イケル・カシージャス(レアル)
フィリップ・ラーム、バスティアン・シュヴァインシュタイガー(バイエルン・ミュンヘン)
※ラームはシュトゥットガルトにレンタル移籍経験あり
ジョン・テリー(チェルシー)
※テリーはノッティンガム・フォレストにレンタル移籍経験あり

ぐらいでしょうか(探せばもっといるでしょうけど…)。

「惜しくも移籍した選手」は、枚挙に暇がありません……

これからどうなる?

今の状況を見ていると、近い将来そんな「○○一筋」の選手は絶滅するかもしれないなと思っています。

移籍金は高騰しているので、チームとしては経営上もチーム強化のうえでも「選手の売却」という選択肢を持つことは必然でしょう。

また、選手としても、実質的に世界のどこにでも移籍することが可能な状況にあるので、強いチームや出場機会のあるチーム、金銭的に魅力的なチームへの移籍を望むこともあるでしょう。

感情的には「○○一筋」の選手がいなくなるのは残念な感じもしますが、今はそういう環境になってしまったんだなぁという納得感も同時にあります。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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