駅伝のトラブルは監督の責任?選手の自己責任?

ニューイヤー駅伝、箱根駅伝と正月の駅伝レースが昨日終わりました。

毎年のことながら、一部のチームで予期せぬトラブルが発生し、それがレース結果に大きく影響したようです。

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レース中のトラブルには2通りあります。

(1)あらかじめ予測できなかったトラブル

(2)あらかじめ予測できたトラブル

の2つです。

走行中に他の選手と接触して転倒するケースや、凍結した坂道(特に下り坂)でスリップするようなケース、脚の急激なトラブルは(1)かなと思います。

他方、脱水症状や疲労骨折、オーバーワークによる失速等は(2)だと思います。レース前にしっかり水分補給する、直前練習時にコンディションを入念にチェックする等すれば回避できたと思うからです。

今回の箱根駅伝では、往路で低体温症になってしまい、やっとの思いでフィニッシュできた選手がいました。

これは(2)じゃないかなと思いました。

山上り区間は相当寒いだろう、と容易に予想できたと思いますが、その選手は特に防寒対策をしていませんでした。アームウォーマーと手袋だけでは十分ではなく、袖付きのシャツを下に着るのに加えてネックウォーマーを着ける等しても良いように見えました。

東京や横浜辺りでは数キロ走れば大分温まるので、箱根の区間でも同じような感覚で臨んでいたのでは?と思うのです。

また、オーバーワークが原因で失速してしまった選手もいたようです。オーバーワークが原因ならば、(2)でしょう。

いずれのケースでも「過去の選手は平気だったから・・・」というエキスキューズもあるのでしょうけれど、過去の選手の事例を引っ張るだけでOKと判断していたのならば、それこそコンディショニングに過信があったのでは?、と思います。

こういう場合、個人的には監督にも責任があるのでは?と思います。

監督の役割は、「選手の100%以上の実力を発揮させて、レースで好結果を出すこと」で、これを達成するための手段として、練習メニューの組立てや合宿による特訓、コンディショニングやメンタル面でのサポート、選手の選考、レース時に並走車から檄を飛ばすこと等々があるのだと考えています。

したがって、選手の準備やコンディショニングが不十分な状態でレースを走らせてしまったのなら、その責任は監督としての役割が十分に果たせていなかったのでは?、と思うのです。

加えて、選手はまだ学生。これからも伸びる年齢ですし、誰もが経験豊富とは言えません。全ての選手に、監督やコーチのバックアップが必要です。

もし「選手の自己責任」とするならば、「じゃあ、監督の存在意義は何なのか?そもそも監督って何なのか?」と思ってしまいます
(選手が監督やコーチのアドバイスに反して行ったことなら、選手の自己責任でしょうけど)

箱根駅伝では、並走車から監督がスピーカー越しに選手に声をかけたり、檄を飛ばすことができます。これもどうにかならないかなあと、個人的に思いました。

例えばサイクルロードレースのように、無線を使えるようにするとかしても良いのでは?、と。

ある大学の監督からの選手への檄の中に

「○○(大学名)はくたばってるから…」

というのを聞いたからです。
言い方をもう少し考えた方が良いのでは……

後々になって、その檄を飛ばしていた監督の教え子が失速してしまったのは、何とも言えず皮肉だなぁと感じました。

そんなことも含めて、今年も正月から人間味があふれるレースを見た感じがしました。

これはマラソンでは見られませんし、「正月ならでは」かなと思いました。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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