やっぱり親善試合は「冷めた目」で見ても良さそう

スペインが現地18日に行われた親善試合でドイツに負けたようですが(0-1)、8年ぶりのホームでの敗戦だったことと、6年ぶりにボールポゼッション(ボール支配率)でも相手を下回ったことが話題になっているようです。

スペイン代表、ホームで8年ぶりの敗戦。支配率でも6年ぶりに相手を下回る

germanyespanafootball

最初は正直なところ、「マジで?」と思いました。

ただ、それは「スペインがポゼッションで負けたこと」についてではなく、「ポゼッションで負けたのが6年ぶりだったこと」についてです。

6年間ずっと、どんなチームが相手でもホーム/アウェイに関係なく常にボールポゼッションで相手を上回っていた、というのが驚きでした。

08年のEURO決勝(ドイツ戦)以来なので、10年のW杯、12年のEURO、そして(記憶に新しい)今年のW杯でもボールポゼッションでは相手を上回っていた、と。勝ち試合・負け試合に関係なく。この間に南米の強豪国とも戦ったし、ドイツやイタリア、オランダなんかともバチバチの真剣勝負をしてきたのに…。

しかも、今回も「48%-52%」と、それほど差がなかったようなので、そこそこポゼッションではいい勝負をしていたようです。現世界王者ドイツを相手に。

「そんなに長い間負けてなかったのかぁ…」と思いながら今回の試合のスタッツを見てみると、納得感がありました。

「ポゼッションサッカー」、「ティキ・タカ」が代名詞のバルサのメンバーがほとんどいませんでした……。いたのは、CBのG・ピケと中盤の底のS・ブスケッツだけでした(それと、途中交代でCBバルトラとFWペドロ)。

選手の怪我やコンディションの問題もあったと思いますが、今回の選考は、「今、好調な」選手を優先して、さまざまな選手間の組み合わせを試していたように感じられます。特にスペインの場合、主力選手(これまでの栄光を支えたメンバー)の高齢化が深刻で、そろそろ「世代交代」を進めないといけない時期です。

勝ったドイツも同じで、主将ラームを初めベテラン選手の代表引退があった中で、「これから主力となりそうな選手」を中心にテストしていたように見えました。

早い話、試合やポゼッションといった数字の勝ち負けよりも、チームそのもののプレー内容や主力候補選手の査定の方を重視していたんだろうなあ、と。

ニュース記事を見ていると、「今回の試合で王座が完全交代した」という書き方もされているようですが、それはW杯でとっくにそうなっていて、今回の結果や数字は関係ないでしょ、とも思います。直接対決をしなくても、W杯での勝ちっぷり/負けっぷりを見れば明らかです。

やっぱり「国際親善試合」は、言い換えれば「代表チームの公式練習試合」のようなものなのでしょう。

私は1999年頃から、そういう「冷めた目」で(笑)国際親善試合を見るようになりましたが、やっぱりそんなに間違っていないんじゃないかなあ、と感じましたし、その見方に少し自信が増しました。

欧州各国にとって大事なのは、今はあくまでEURO予選でしょう。
特にオランダは……。

それにしても興味深いのは、ドイツのサミ・ケディラが代表ではとてもいいプレーをしていることです。所属のレアルでは、ベンチが定位置化しているのに……(苦笑)。

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする