ホプキンス、敗れてもなお「レジェンド」は「レジェンド」だった

昨日は先週書いたとおり、バーナード・ホプキンスvsセルゲイ・コバレフの試合に一人でエキサイトしていました。

結果はいろんな記事に出ている通りですが、最終12ラウンドまで緊張感の高い試合でした。

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49歳の「エイリアン」vs31歳の「クラッシャー」

ホプキンスは、およそ49歳10か月での王座防衛戦でした。49歳で現役ということだけでも凄いのですが、ライトヘビー級(79.38kg以下)の世界チャンピオン、しかも2団体(WBA、IBF)の統一チャンピオンというとんでもない存在です(まさに「エイリアン」!)。今回はそれにWBOのタイトルを加えた3団体統一のタイトルマッチだったのですが、対戦相手のコバレフは前評判から強い男でした…。

26戦無敗で、25勝のうちKO勝ちが23回。しかも、8ラウンドから先のラウンドを経験したことがないという、とんでもない戦績です。

つまり、世界ランク入りする前の時期に(6ラウンドか8ラウンドのルールの時に)判定になった試合が少しあったものの、世界ランク入りして12ラウンド制になってからは、全てKO決着していることを意味します。

ボクシングの場合、対戦相手次第でどんな戦績にもなりえますが(日本人にも思い当たる選手がいますよね)、コバレフのようなタイトルマッチで早期KOを量産しているボクサーはそういません。
(直近では、今は亡きエドウィン・バレロぐらいでしょうか……)

ニックネームは「Krusher(クラッシャー)」で、年齢もピークに近い31歳です。明らかにコバレフ有利でした。

いつものようにホプキンスを応援しつつも、今回ばかりはホプキンスが一度も喫したことのないKO負けもありうると思っていました。それだけに、見ている自分も緊張感が高かったです…。

やっぱりヤバかった…

コバレフはやっぱりヤバかったです。これまでホプキンスが戦ってきた相手よりも体格とパワーの違いを感じました(技術的には、過去にもっと優れた選手がいたと思いましたが)。アマチュアボクサーの自分でも威圧感がハンパないなと感じるほどだったので、対峙していたホプキンスは脅威を感じまくりだったことでしょう…

1ラウンドにいきなりダウンを喫して、

「うわ、やっぱりすごい!これはやっぱり無謀だったか…」

と思ったのですが、それ以降はトドメを刺されることなく凌いで、8ラウンドまで進みました。

その8ラウンドで、再びヤバい右ストレートをもらいながらどうにか耐え、最終12ラウンドはニュース記事にもあるとおりKO寸前の状態でした。しかし、KO負けすることなく終了しました。

終わった瞬間にホプキンスの負けは確定だったので、残念は残念だったのですが、それ以上に「よく持ちこたえたなあ」という感想でした。

「伝説」は一旦終わったものの…

結果は、ジャッジの3者ともフルマークでコバレフの判定勝利でした。

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コバレフはかなり強いです。ちょうど今がほぼピークでしょう。
今後2~3年くらい、ライトヘビー級はコバレフが中心になるのではないかと見ています。

今回でホプキンスの「伝説」は一旦終わります。今後については、本人も「じっくり考える」とコメントしているようです。「次の試合」があるとすれば、それは50歳になってからになるので、私は今回で引退でも現役続行でも支持します。本人がやろうと思えばまだまだやれると思いますので(笑)。

今年の4月にタイトルを防衛していたので、実はホプキンスはこの時期に試合をしなくても、そのまま誕生日を迎えれば前人未到の「50歳チャンピオン」になることができる状況でした。しかし、それでも50歳を迎える前にコバレフのような相手と勝負したのは、もう「男前」以外の何物でもありません。

今回は「負けた」という残念というな気持ち以上にホプキンスの戦いぶりに心を動かされました。やっぱりホプキンスは「レジェンド」だし、私にとっては「ヒーロー」だと改めて思いました。

私も50歳になるまでは運動能力の向上に前向きに取り組めそうです(笑)。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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