継続?終焉?「レジェンド」ホプキンス最大の難関

今週末の11月8日(日本時間9日)に、私が憧れているアスリートの一人、バーナード・ホプキンスの防衛戦があります。

49歳10か月での王座防衛戦。「レジェンド(伝説)」が継続するか、終焉を迎えるかの大一番です。

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ホプキンスの偉大さ

ホプキンスが「生きるレジェンド」であり、正真正銘の「レジェンド」であることは以前にも書きました。史上初めての4団体統一チャンピオン(ミドル級)であり、現役のWBA、IBFのライトヘビー級チャンピオンです。

私が初めて見たホプキンスの試合はフェリックス・トリニダード戦(2001年)だったのですが、ホプキンスは当時既に36歳。一方のトリニダードは、オスカー・デラホーヤとの無敗対決に勝ち(ウェルター級)、ミドル級に階級を上げてからも「竹原慎二に唯一の黒星をつけた男」ウィリアム・ジョッピーをボッコボコのTKO勝ち。この試合まで無敗でした。

そんなトリニダードを圧倒してのTKO勝ちだったので、ここから「伝説」が始まったのかもしれません。

若い頃は、かなりダーティなボクシングをすることで有名だったのですが(クリンチ状態で相手にヒジ打ちしたり、レフェリーの死角でパンチをしたり、頭突きしてみたり…)、ちょうどトリニダード戦以降はそんなダーティさが影を潜め、老獪さと試合巧者ぶりが顕著になっています。

特に、相手がパワーパンチを狙っているのを予測するのが抜群に優れていて、危険を察知するとサイドにスッと動いたり距離を置くので、相手はなかなか強烈な一撃を出せないのです。

攻撃面では、ダイレクトライト(いきなりの右ストレート)が秀逸で、相手はどんなに警戒していてももらってしまいます。パンチを出すタイミングが絶妙なのです。ちょうど相手のガードが下がって、両脚がベッタリ地に着いたタイミングだったり、気が瞬間的に抜けたタイミングだったり。

KO勝利は年齢とともに少なくなっているのですが、40歳を過ぎても12ラウンドをフルに動いて、終始相手を翻弄しているので、逆に驚異的です(笑)。スピードは落ちているかも、ですが、スタミナはまだまだ十分にあります。

直近の防衛戦(4月のベイブット・シュメノフ戦)でもダウンを奪っており、まだまだKO勝利も狙えます。

そんな巧さに魅せられて、私の中では「好きなボクサー」の頂点です。
40歳を過ぎてチャンピオンになったことも驚きですが、49歳で防衛戦を迎えるのですから、恐ろしいです。自分の周りの「49歳」というと…………ですからね(笑)。

今回はヤバいかもしれない…

今回の対戦相手は、ロシアのセルゲイ・コバレフという選手です。31歳と年齢的にもピークに近く、26戦25勝1分けの無敗ボクサー。しかもKO勝利は23回で、そのうち21回は4ラウンドまでに倒しているのだそうです。

ニックネームも、そのまんま「Krusher」。これまでの対戦相手の中でも、かなりの強者でしょう。

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ホプキンスは、これまで「KO負け」がありません。6敗していますが、全て判定負けでした(しかも初めての敗戦はデビュー戦という……)。

しかし、今回はKO負けの可能性もあります。贔屓目に見ても、そう思ってしまいます……。

展開としては、早めにKOしたいコバレフが序盤から積極的に攻撃していき、それをホプキンスが上手くかわせれば後半からホプキンス優位になっていくと予想しています。したがって、最初の5ラウンドぐらいがカギになるでしょう。

最後に

今回ホプキンスが勝利すれば、「50歳での世界チャンピオン」という、さらにとんでもない「伝説」になってしまいます(来年1月に50歳になるので)。

私はそれに期待して、この試合を見ることにします。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士