「GGG」ゴロフキンの順当な勝利と「フィリピンの閃光」ドネアの意外な敗北

昨日はボクシングで注目の2試合がありました。

結果は、1試合が順当、もう1試合は個人的に衝撃的なものでした…

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「GGG」ゴロフキンの圧勝

順当な結果だったのは、WBA世界ミドル級タイトルマッチのゲンナジー・ゴロフキンvsマルコ・アントニオ・ルビオでした。

ゲンナジー・ゴロフキンはカザフスタンの選手で、フルネームがゲンナジー・ゲンナジェヴィッチ・ゴロフキン(Gennady Gennadyevich Golovkin)であることから、頭文字をとって「GGG」というニックネームを持っています。

アテネ五輪で銀メダルを獲ってからプロデビューして、無敗のまま2010年にWBAのミドル級世界チャンピオンになり、以降11度防衛中。しかも、防衛戦は全てKO勝ちという、すごい実績の持ち主です。

今回の12度目の防衛戦も2RKOという、圧倒的なものでした。
これで31戦全勝28KOになります……。

ゴロフキンの試合を見るのは、恥ずかしながら今回が3試合目でした。
(ボクシング好きな自分としては本当にお恥ずかしい限りです…)

過去の試合も今回もそうでしたが、とにかく攻撃的で、手を休めずに攻撃します。それでいて、ディフェンスもしっかりしています。初めからKOを狙っていく攻撃的なボクサーは、ディフェンスが疎かだったりするものですが、ゴロフキンはガードを崩さずに前に出て休みなくジャブを放っています。仕留めようとするときは、左ジャブからの強い左フックや右ストレートのコンビネーションで行くことが多いです。

相手にダメージを与えているシーンやKOシーンを見ていると、ほとんどの場合、相手が「速さに対応できなかった」のではなく、「対応したけど、自分のディフェンスとは別の角度からパンチが来た」ことによるものが多い印象です。拳(こぶし)1つ分程度なのでしょうけど、違ったところからパンチが飛んでくるので、まともに食らってしまった、というのがあります。

また、パンチがけっこう重そうな印象があります。ジャブもしっかり打っていますし、右ストレートは相当痛そうです。実際にもらったことがなくても重そうなのが分かります。そのため、相手は「ジャブ程度なら…」と思っていても、一発一発が重いために効かされて調子が狂ってしまうのでしょう。重いパンチを出し続けているので、相当体力もあるのだと思います。

今までゴロフキンのことを書いていなくて重ねてお恥ずかしい限りですが、ゴロフキンは今のボクシング界では、大注目に値するボクサーの一人です。現在既に32歳と決して若くないですが、あと3年は今の調子でいけるのではないかと見ています。時間を見つけて過去の試合をたくさん見ようかなと思っています。

ミドル級と言えば、かつて「エイリアン」バーナード・ホプキンスが主要4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)を完全統一した階級です。今回WBAに加えてWBCの暫定チャンピオンになりましたが、もう統一路線に進んでも良いのではと思います。他のチャンピオンが嫌がりそうですが……。

「フィリピンの閃光」ドネアのKO負け

もう一つの試合は、5階級制覇チャンピオンのノニト・ドネアと、ジャマイカのニコラス・ウォータースのWBA世界フェザー級王座統一戦でした。

WBAには「スーパー王座制度」というものがあり、他団体との統一戦に勝つと「スーパーチャンピオン」として認定されるそうです。そのため、WBAでは階級によって「スーパーチャンピオン」と「チャンピオン」の2人のチャンピオンが存在することがあります。

今回は「スーパー」の方のドネアと「チャンピオン」ウォータースとの試合でした。チャンピオンを一人にするための試合です。

「多分ドネアが終盤にTKO勝ちするだろう」ぐらいに思っていたので、結果は意外なものでした。
ドネアの6RKO負け。最後は見事にカウンターのフックをもらっていました。ドネアがフェルナンド・モンティエルをKOした時のような、ドンピシャなタイミングのカウンターでした……。

ドネアはパッキャオと同じフィリピン人で、ニックネームは「Filipino Flash(フィリピンの閃光)」です。まさにフラッシュのような切れ味のあるパンチで相手を倒してきたのですが、今回はお株を奪われる形になりました…。

ここ3年ぐらい、ドネアは相手に徹底的に研究されて、以前のような圧倒的な強さが出せていない印象があります。今回も序盤からウォータースが上手く試合をコントロールしてドネアのペースを崩しているような感じでした。ドネア相手に常に冷静にコントロールしていたウォータースを称賛すべきかもしれません。ウォータースは終始冷静で、28歳とは思えないベテランボクサーのような上手さも感じられました。

ドネアは既に5階級を制覇しており、それだけでも大偉業なのですが、今後は苦戦がつづくのでは?と思わせる内容でした。

今後のキャリアプランについても見直すとの内容のコメントをしたようですが、フェザーから上げて6階級を狙うのか、それとも階級を落としてスーパーバンタムかバンタムで王座統一を狙っていくのか、今後も気になります(個人的にはスーパーバンタムかバンタムがベストウェイトなのかなあと見ていますが)。

今年はもう1試合…

今年のビッグマッチは、私の中ではもう1試合あります。
また今度、日を改めて。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士