知って驚き!意外な、でも素晴らしい「IRONMAN」が2人いた!

アイアンマン世界選手権では、プロによる壮絶な勝負が当然見どころの一つなのですが、それと同じくらい、いや、それ以上にエイジグループ(アマチュア)のレースに感動があって、私はそこにも強く刺激を受けています。

今回のアイアンマン世界選手権では、意外なアスリートが2人参加していました。

冬季五輪の氷上の選手

「アポロ・アントン・オーノ」という選手をご存知でしょうか?
2002年のソルトレークシティから2010年のバンクーバーのオリンピック三大会で金・銀・銅の合計8個のメダルを獲得した、米国のスピードスケート(ショートトラック)の選手です。その名の通り、日系人です。

どういう経緯でアイアンマンを志したのかは不明ですが、1年くらい前から「Project Apolo(アポロ計画)」という呼称で、スポンサーやトップアスリートによるバックアップの下、着実に「アイアンマン仕様」の身体になっていきました。

短距離の氷上競技(スケート)選手が、長距離の水上・陸上競技(アイアンマン)に挑戦するというのは、かなりチャレンジングだと思うのですが、そこはオリンピックのメダリストだからなのでしょう。「努力」と「根性」で参加前のいくつもの課題をクリアしていました。

最終的に、今回のアイアンマン世界選手権では9:52:27という、アマチュア選手の中でも相当速いタイムで完走していました。最後のフルマラソンは3:36:41でした(私のフルのベストタイムより速い…)。

競技は違えど、「オリンピアン」のフィジカルと精神力はハンパじゃないのだと、改めて思わされました。

「F1→CART→パラリンピック」の選手

この選手が今回参加していたのを、終わってから知ったのですが、映像を確認して感動しました。

見出しだけで分かる方もいらっしゃるでしょう。

そうです。アレックス(アレッサンドロ)・ザナルディ(イタリア)です。

90年代に、F1と米国のCARTでアグレッシブな走りをしていて有名なレーサーでした。2001年に両脚を切断する大クラッシュに見舞われても(生命の危険にもさらされる大事故でした)、特別仕様のマシンで復帰するなど、すごい精神力のレーサーでした。

ザナルディの名前を久しぶりに聞いたのが、一昨年2012年のロンドンパラリンピックでした。パラリンピックのハンドサイクリングで金メダルを獲得したのです。

両脚を切断しており、通常の歩行では義足を使用しているのですが、無事だった上半身を鍛えてハンドサイクリングで頂点に立っていたのです。それを知って、映像で見て感動していました。

そんなザナルディが、今回アイアンマン世界選手権に参加していました。しかも、見事に完走。
両脚がないため、バイクはハンドバイク(手で漕ぐ自転車)、ランは車イスで走ったようです。スイムは、腕だけでものすごくスムーズに泳いでいました。

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パラリンピックの時も感動的でしたが、今回のアイアンマンを見て、またジーンと来ました。

終わりに

2年前の大会では、トニー・カナーン(ブラジル人カーレーサー)もアイアンマンで完走していました。

最近では、現役F1パイロットのジェンソン・バトン(英国)が、オリンピック・ディスタンス(51.5km)のレースに時々参加しているようです。体力トレーニングの一環であることを通り越してトライアスロンが好きなようなので、いずれはアイアンマンにも挑戦するかもしれません。

マラソンもそうですが、「特定の誰かと争う」のではなく、「自分自身に勝つ(克つ)」という要素が大きいのが長距離競技の魅力だなと、強く思います。実際、見ているばかりでなく「自分もやりたい!」と思いますし。

そして、それが他競技のアスリートが挑戦するきっかけにもなっているのかなあと思っています。

そんなわけで、アイアンマン世界選手権は私にとって「夢舞台」でもあります。
道のりはかなり険しいですが……(苦笑)

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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