やっぱり興奮と感動が…アイアンマン世界選手権を見て

週末はアイアンマン世界選手権の中継をネットで見て、一人興奮&感動していました。

この時期、毎年のことです(笑)。

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やっぱりやってみないと分からない

私は上位選手がバイクでトップを争っている時から見始めましたが、すでに前回挙げた優勝候補の数人の姿がありませんでした。後で調べたところ、バイク途中(または開始間もなく)で失速してリタイヤした選手もいれば、スタートすらしなかった選手もいたようでした。

前日にはほぼ全員がバイクをトランジション・エリアにセットして記念撮影までしていたのですが、当日になってコンディションに異常や違和感があったのでしょう。「スイムだけ」、「バイクだけ」あるいは「マラソンだけ」ならどうにかなるのかもしれませんが、全てを一日で行い、しかもレースに勝つとなると、95%以上のベストコンディションは必須でしょう。少しでも「マズイな」と感じたら諦めざるをえないのだろうな、という厳しさを感じます。

調子が良さそうだと思ってスタートしてみても、途中で「あれれ?」となってしまうこともありえます(私もマラソン等のレースでよくあります)。

これはレース当日にならないと分かりません……。
勝負という点でもそうですが、コンディションという意味でもやっぱり「やってみないと分からない」ものだなと感じます。特に、長丁場の厳しいレースでは。

「バイクで勝負」と「ランで勝負」

男子はセバスティアン・キーンレ(Sebastian Kienle、ドイツ)が優勝しました。
去年、一昨年と70.3(ハーフ)の方で連覇していたのでよく分かるのですが、「得意のバイクでトップに立ってランで逃げ切る」というのが必勝パターンの選手です。したがって、バイクでトップに立たないと優勝は厳しいのですが(笑)、この日はバイクでガンガン飛ばして、最終的に2位以下から3:30ぐらいリードしてランに移りました。タイム的にラン1kmぐらいの差なので、精神的にも優位に立ったのでしょう。最後まで力強い走りでした。

バイクの時から実況のアナウンサーは、「Kienle is flying!」と言っていました。
日本語で言えば「ぶっ飛んでる」、「飛ばしている」のような感じでしょうか?
「flying」という表現がピッタリな飛ばしっぷりでした。

女子はミリンダ・カーフレー(Mirinda Carfrae、カナダ)という選手が優勝しました(タイムは9:00:55)。

この選手はキーンレとは違って、「得意のランで逆転する」というパターンの選手で、今回は特にそのランが凄かったです。バイクを終えた時点で女子のトップ選手から15分近く差をつけられ、女子の中で8位だったにもかかわらず、ランで7人抜きをやってのけました。ペースが落ちることはなく、むしろ上がっている感じでした(笑)。

最終的なランのタイムは2:50:26。女子ではダントツでしたし、男子を含めても上位5人に入る速さでした…(驚)。

実況でも、ランの時に「Carfrae is flying!」でした(笑)。

フルマラソンでも「サブ3」はすごいですが、3.8kmスイムと180kmバイクの後のフルマラソンでこのタイムというのは、「次元が違う」という以外にありません(笑)。

とにかくすごい走りでした。

勝負に勝てなくても…

上述の通り、当日コンディションに異常があった選手は泣く泣くスタートを控えましたし、レース途中から異常を感じて失速してしまう選手もいました。

レースで優勝することができなくなったときに(特にプロ選手の場合)、早々とリタイアして次のレースに切り替えるという選択をする選手も多いですが(無理をしない、無駄に消耗しない、次に備えるというのも大事なことでアリだと思っています)、最後まで諦めずにフィニッシュした選手もいました。

アンドレアス・ラエラート(Andreas Raelert、ドイツ)という選手がそうでした。
2009、2011年に3位、2010、2012年に2位と、4年連続で表彰台に立ったけれど、惜しくも頂点には一度も辿り着いていない選手です。ちなみに、アイアンマンの最速タイム世界記録保持者でもあります(8時間切りです!)。

バイクの途中までは調子が良さそうでしたが、途中で失速していき、いつの間にか上位陣から姿を消していました。リタイアしたのかと思っていたのですが、プロの女子選手や、速いアマチュアよりもはるかに遅い10:49:09で完走していました。
最後のランは5:16:44もかかっていたので、コンディションが相当悪くなったのでしょう。

もう一人、マリノ・ヴァンホーナッカー(Marino Vanhoenacker、ベルギー)もそうでした。
彼もまた上位の常連選手で、アイアンマン・ディスタンスの最速タイム世界記録保持者なのですが(アイアンマンと同じ距離の、別の主催大会で記録樹立)、今回バイクで失速してしまいました…。

リタイアしたのかなと思っていましたが、ラエラートと同様に、10時間近くかかって(9:55:19)完走していました。最後のランは4:31:02だったので、彼もまた相当厳しかったと思います。

しかしそれでもフィニッシュした、というのは、プロ選手の視点で見ると疑問があるのかもしれませんが、単純に「スポーツが好きな人間」という視点で見て素晴らしいと思います。「意地」もあったのでしょう。

終わりに

やっぱりレースを見ていると興奮しますし、感動もあります。

レース後、私の中で血が騒いでしまい(笑)、早速16kmほど走りました。まだまだ行けそうでしたが、翌日(=昨日)10kmのレースがあったので、打ち止めにしました。

今日は書き切れないことがあったので、また近々つづきを書きます。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士