「FIFAランキング」はアテにしない・ならない・・・私の見方・考え方

サッカーの国別の実力の尺度の一つに「FIFAランキング」というものがあります。

私はかねてより、このFIFAランキングというものをほんの少しだけ参考にしますが、ほとんどアテにはしていません…。その理由を書いてみます。

clasamentulfifacocacola

W杯前後のFIFAランキング

W杯開幕前と終了後のFIFAランキング(1位~20位)は、以下の通りです。

  1. スペイン    →  ドイツ
  2. ドイツ     →  アルゼンチン
  3. ブラジル    →  オランダ
  4. ポルトガル   →  コロンビア
  5. アルゼンチン  →  ベルギー
  6. スイス     →  ウルグアイ
  7. ウルグアイ   →  ブラジル
  8. コロンビア   →  スペイン
  9. イタリア    →  スイス
  10. イングランド →  フランス
  11. ベルギー   →  ポルトガル
  12. ギリシャ   →  チリ
  13. アメリカ   →  ギリシャ
  14. チリ     →  イタリア
  15. オランダ   →  アメリカ
  16. ウクライナ  →  コスタリカ
  17. フランス   →  クロアチア
  18. クロアチア  →  メキシコ
  19. ロシア    →  ボスニア・ヘルツェゴビナ
  20. メキシコ   →  イングランド

FIFAランキング公式サイトより)

W杯終了後のランキングは、W杯の結果を大きく反映しています。ランキングの方法がそのようなロジックになっているのです。

他方、開幕前のランキングをよーく見ると「オランダやメキシコ、チリが、アメリカ、ギリシャより下!?」等のツッコミどころが垣間見えます。

算定方法の問題

FIFAランキングは国際Aマッチの結果をポイント換算することにより決定されています。

FIFAランキング(正式名称:FIFA/Coca-Cola World Ranking)は国際サッカー連盟 (FIFA) により発表されるランキング。1993年から発表が始まり、FIFAに加盟する各国・地域の男子Aナショナルチーム(A代表。年齢制限のない最強の代表)の過去4年間の国際Aマッチ(A代表同士の公式国際試合)の成績をもとにポイント化し、集計して毎月発表される。
Wikipediaより)

(ポイントの算出方法も上記リンクにありますので、ご参照ください)

国際Aマッチでの重要度が、W杯や大陸選手権の本大会で高くなるのは当然ですが、予選の結果もポイントが高めになる設定となっています。

ここで問題があります。
欧州・南米予選とアジア予選では、厳しさ・レベルが全然違います。また、同じ欧州予選でも組み合わせがアンバランスなことが多々あります(組み合わせによって激戦区もあれば、楽勝区もある)。

しかし、このFIFAランキングの算出式には、そのレベル差は考慮されません。ギリシャがW杯前後ともに上位にいるのは、その最たる例と言えるでしょう(W杯欧州予選のギリシャの組み合わせを調べていただくと、よく分かります)。

「じゃあ、どう数値化すればいいのさ?」

と指摘されるかもしれませんが、精緻な数値化は不可能です。
なので、「ふーん」ぐらいのスタンスで見るのが妥当なのだと思います。

私はこう見ている

私は、FIFAランキングは数字だけ一応見ますが、それだけでどうこう判断することはありません(これまでに一度たりともありません)。

まず、その国の直近実績、特に大きな大会での戦績を見ています。
「直近3大会のW杯での結果→直近の大陸選手権(EURO、南米選手権、アフリカ選手権、アジア選手権)の結果」ぐらいの順で見ますが、大陸選手権についてはレベル差がありますので、それも考慮に入れます。

ここはFIFAランキングともカブリますが、私は「○○敗退」程度の情報ではなく、「どことやって勝ったか・負けたか」まで見ます(しっかり見るなら)。よって、そこにはポイントのようなものはありません。

2国間比較の場合には、必ず過去の直接対決の結果も考慮に入れます。
というか、考慮に入れない理由がありません。

ドイツとイタリアが良い例です。
FIFAランキングでは常にドイツが上位にいますが、W杯やEURO本大会での直接対決の結果は、ドイツの「0勝4敗5引き分け」です。一昨年のEUROでもドイツはイタリアに完敗しました。06年のW杯準決勝でもドイツは完封負けしています(しかもドイツのホームゲームでした)。

早い話、「相性」というやつなのでしょう。
FIFAランキングだけで一概に比較できないことが分かるかと思います。

まとめ

TVやニュース記事で再三にわたり「FIFAランキング○位」と出ますが、上にも書いた通り「ふ~ん」程度で見過ごすぐらいがちょうどいいかな、と私は思います。

日本がFIFAランキングでは下位の相手に負けることも多々ありますし、その逆もありえます。
実力を知るのなら、大陸選手権でどんな戦績だったか、どんな予選をくぐり抜けてきたかをもう少し深く見る方が良いのでは、と思います。

「やってみないと分からない」のです。
そう言いきってしまうのもなんですが…(^^;)

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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