マンUの「大逆転負け」、いや「惨敗」を見て思った現状の問題点

一昨日、帰宅してTVを点けたら、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU) vs レスターシティ(以下、レスター)の試合が放映されていました。

結果を既に知っていたので、どんな内容だったのかなあと見てみると、納得感のある負けっぷりでした。あれは「大逆転負け」ではなく「惨敗」です…。

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気づいたこと

ウォーミングアップがてら、まずはちょっとした発見を(笑)。

レスターのGKがカスパー・シュマイケル、そう、あのマンUの伝説的名GKペーター・シュマイケルの息子でした。数年前からプレミアリーグでプレーしていて、しばらくプレミアから遠ざかっていたものの、最近レスターに加入していたようです。

見た目はお父さんの面影があるものの、プレーぶりは「う~ん」でした…。まだお父さんと比較すべきではない選手ですね…。ただもう27歳だそうなので、そろそろデンマーク代表に入るぐらいの成長を見せてほしいところです。

それと、エステバン・カンビアッソを発見しました。
「こんなところにいたのか!」という驚きでした(笑)。

カンビアッソといえばインテルで長い間プレーしていた印象が強いですが、もう少し前から見ている方にとっては、レアル「銀河系軍団」時代の頃が懐かしいのではないでしょうか。あの当時から献身的で熱い姿は変わっておらず、この試合でも同点ゴールを決めていました。

相変わらず渋い選手です。あと3年はいけます。老けこむにはまだ早いです。

……本題に入ります。

マンUの問題点その1.攻守のアンバランス

マンUの負けっぷりを見ていて思ったのは、明らかに攻守のバランスが悪いことです。

攻撃陣を見ていると、V・ペルシー、ファルカオ、ルーニー、ディ・マリア、そして(やや下がり目に)ブリントと揃えており、「世界選抜Cチーム」ぐらいの破壊力を持っていそうな印象でした。実際にこの試合で3得点したのは、攻撃陣の実力から見て当然と言えます。

他方、守備陣はと言うと……(絶句)。
GKデ・ヘアはスペイン代表にも入って成長著しいですが、まだまだ23歳の若造です。これからの選手です。そしてDFラインも

ハファエル(24歳)
マルコス・ロホ(24歳)
エヴァンス(26歳)
ブラケット(20歳)

と、まだまだこれからという若い選手しかいませんでした。

マンUの問題点その2.ベテラン不在の守備陣

「あれ?ベテランのDFいないのかなあ?」と思いメンバー全体を見ても、DF登録選手に30歳以上の選手はゼロ。最年長はエヴァンスの26歳という状況でした…。

そして、GKとDFにリーダーっぽい選手が見当たりません。
また、「違い」を感じさせるセンスの高そうな選手もいません。
守備的MFにも、かつてのポール・インスやロイ・キーン、ポール・スコールズのような選手も皆無です。

「これじゃあ無理だよ…」

と思うのは、私だけではないでしょう。

昨季終了後にリオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチ、パトリス・エブラを3人まとめて放出したのは、明らかに失敗だったと思います。ただ、そんな3人が一気に出て行ったということは、マンUが昨季はとんでもなく酷い状況になったことの裏返しなのでしょう。

200億近いお金をかけてディ・マリアやファルカオを獲得する前に、信頼の高い即戦力のDFか守備的MFを獲得するべきだったのではと思います(開幕前から思っていましたが、改めて)。

例えば、ハビエル・マスチェラーノのようなプレーに幅があってカバーリングに長けた選手は、モロにハマるのではないかと思うのです(マスチェラーノをバルサから獲得するのは、現実的には極めて困難ですが)。

また、今季限定でポルトガル代表のリカルド・カルバーリョ(モナコ)やワルテル・サムエル(バーゼル)を入れるとか、バイエルンに行ってしまったモロッコ代表のメディ・ベナティアを獲れなかったのか、とか、補強の仕方はいろいろあったと思うのですけどね…。

きっと今頃になって「アイツを獲っておけば・・・」というのが何人か出てきているのではないかと思います。

マンUの問題点その3.ファン・ハールはまだチームを把握していない?

勝手な推測ですが、まだファン・ハールはマンUというチームを十分に把握できていないと思います。そう見えます。

4点、5点と取られた時のファン・ハールは、

「おいおい、何やってんだよ!」

という感じではなく、

「う~ん、ダメかぁ……」

という表情でした。まだまだ試行錯誤の段階なのだろうと映りました。

先日、今年いっぱいはチーム作りに時間がかかりそうだという内容を書きましたが、やっぱりこれは間違っていないように思いました。

昨日、ニュース記事でかつてのオランダの名選手ルート・フリットがファン・ハールのチーム作りを酷評していたようです。とても上手い表現だなと思いました。まさにそんな感じです(もちろん「自分はどうだったの?」というツッコミもなきにしもあらず、ですが)。

まとめ

一言で言うと、今のマンUは

「どうしちゃったの?」

です(苦笑)。

監督の交代(サー・アレックス・ファーガソンからデービッド・モイーズ)一つでこれだけ大きく様変わりするのは(良くない方向に)、モウリーニョ退任後のインテルを見ているようです(笑)。

インテルの苦しい状況を見ていると、マンUが以前の強いチームに戻るのには相当時間がかかりそうだと思います。

ファン・ハールの監督としての長いキャリアでも、今が最大の難関でしょう……

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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