残念…ヴァンダレイ・シウバ引退

金曜日、私としたことがロード世界選手権の日程を勘違いしていました…。
ロード世界選手権は今週末でした。すみません…。

UFCとロード世界選手権…今週末の注目スポーツ
先週末もそうでしたが、今週末も見たいスポーツがいくつもあります(実際に見られるのは限られますが……)。 その中で特に注目しているものを......

で、先週末は日本でUFCが行われたのですが、同時にヴァンダレイ・シウバの引退発表がありました。

ヴァンダレイ・シウバは、私が「PRIDE」を初めて生観戦した時(PRIDE13。有名な桜庭vsシウバの第一戦があった大会)からの付き合い(?)で、以降ほとんどのPRIDEでの試合を生観戦しましたし、UFCに行ってからも情報を追いかけていたので、ただただ残念です。

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振り返ると、シウバの試合はけっこう生で(会場で)見ました。

PRIDE13(vs桜庭和志①)に始まり、

PRIDE14(vs大山峻護)

PRIDE17(vs桜庭和志②)

PRIDE19(vs田村潔司)

PRIDE20(vsミルコ・クロコップ①)

Dynamite(vs岩崎達也)

PRIDE23(vs金原弘光)

PRIDE GP 2003(vs桜庭和志③、吉田秀彦①、クイントン・ジャクソン①)

PRIDE武士道 其の弐(vs美濃輪育久)

PRIDE GP 2004(vs近藤有己)

PRIDE28(vsクイントン・ジャクソン②)

PRIDE男祭り 2004(vsマーク・ハント)

PRIDE GP 2005(vs中村和裕、ヒカルド・アローナ①)

PRIDE男祭り 2005(vsヒカルド・アローナ②)

PRIDE無差別級GP(vs藤田和之、ミルコ・クロコップ②)

と、会場で観戦してきました。

会場は、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、東京ドーム、国立競技場でした。

見ていないのは、PRIDE12以前の試合(vsダン・ヘンダーソンやvsガイ・メッツァー)と福岡で開催されたPRIDE18(vsA・大塚)、大阪で開催されたPRIDE GP 2005(vs吉田秀彦②)ぐらいかもしれません。PRIDE出場頻度を考えると、生で試合を見た選手の中で一、二を争うでしょう。

PRIDEではキャラクターやマッチメイクの事情もあり、日本人との対戦が非常に多かったです。
ただ、それでも常にシウバ贔屓で試合を見ていました。

(ちなみに、PRIDE観戦時には上の写真のシャツをよく着用していました(^^))

とにかく試合を盛り上げようという意識が強く、常に好戦的でした。

打撃がベースでしたが、大胸筋と上腕二頭筋が大きかったので、基本的にパンチはフックをブンブン振り回すスタイルで、コンパクトなストレートを打つのは苦手なようでした(それが徐々に相手からパンチをもらうようになった要因かなと思います)。ただ、フックを3発以上連打できてパワーもあったので、もらったらヤバそうだというのは観ているだけで分かりました(笑)。

でも今振り返ると、よくマーク・ハントやミルコのようなヘビー級選手とも真っ向勝負したなあと思います。今ではありえないです(笑)。

マニアックなところで見ると、入場の時に肘を支点にして腕をグルグル回したり、リングインと同時にムエタイのような片足立ちで時計回りに1回転するところとか、リングアナにコールされた時にカメラを意識しながら手首をグリグリ回す仕草が印象的でした(笑)。

数々の試合でも強烈だったのは、ミルコ・クロコップとの2試合です。

最初の試合は「PRIDE vs K-1」が全面的に打ち出されたカードだったので、大会前から異様な雰囲気で、オープニングの選手紹介の時にメインの二人がリングで紹介されている時からバチバチにらみ合っていました…。今にも飛び掛かるんじゃないかという雰囲気で(汗)。

実際の試合でも、入場の時から盛り上がりがハンパではなく、観客の歓声も相当すごかったです(横浜アリーナの大会では最高だったかも)。そして、試合直前のレフェリーのルール確認の時のにらみ合いは、本当にヤバかったです。お互い5㎝前後の距離で目を離さずににらみ合って、二人とも今にも襲い掛かりそうな表情をしていました。

他人同士の「殺気」は、あの時が一番強烈に感じたかもしれません…。

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次の2試合目は、結果的にシウバがKO負けしましたが、試合中に「すごさ」を見せてくれました。

序盤に上からミルコにパウンドをもらって既に顔がボコボコになっていたのに、グラウンド(下)の状態で(しかもミルコの攻撃中に!)リングサイドのカメラマンに気づくと、カメラに向かってニッコリ笑ってポーズしていたのです(苦笑)。

「おいおい、そこまでサービスしなくても…」と思ったものですが(笑)、人を喜ばせようという姿勢を崩さないところにすごく感心したものでした。
(当時の雑誌はもう捨ててしまったようです。残念……)

一方、UFCでは残念な試合が多かったですね…。

出ばなを突かれるようなジャブやストレートをもらうことが多くなって、試合の主導権を握れずに負けてしまう試合が多かったです。上にも書きましたが、大胸筋と上腕二頭筋が大きくて、自身の中央の部分(鼻やアゴ)をしっかりガードできていなかったように見えました。

ジャブをちょいちょいもらう → 焦ってパンチが大振りになる → スキができる → 相手にカウンターをもらう

という悪いパターンにハマってしまっていました…。

他にも四角形リングとオクタゴン(八角形)の違い、ロープと金網の違いもあるでしょうけど、MMAの技術的な進化に対応できなくなったという見方もあるでしょう。今は10年前と違って、「寝技だけ」、「打撃だけ」、「レスリングだけ」のような「○○だけ」でも「○○と○○だけ」でも通用しなくなり、全局面での強さが必須になっていますからね。

ニュース記事によると、引退のきっかけも残念です。

ただ、頭部やアゴへのダメージがだいぶ蓄積されてしまっていて、ここ数年は打たれ弱くなっているようにも感じましたので、これから先の人生を考えると今が良いタイミングなのかな、とも思います。

今ではラスベガスに大きなジムを持っているし、もともと熱い選手なので、今後はトレーナーとして強い後進をたくさん育てるだろうと思っています。近い将来、若いブラジル人選手のセコンドをしている姿が見られるかなと期待しています。

ヴァンダレイ・シウバと言えば、入場曲は「SANDSTORM」でした。

UFCでは、著作権の関係で(推測)PRIDEと同じアレンジの「SANDSTORM」ではなく原曲になってしまいましたが、私はPRIDEのバージョンの方が好きだったので、今も時々アドレナリンを出したい時(特に瞬間的にアゲたい時)にPRIDEバージョンの「SANDSTORM」をBGMにしています。

(※ちなみにPRIDEバージョンの「SANDSTORM」は、『NYC Underground Party 3』というアルバムに収録されており、PRIDEバージョンを忠実に再現するには、簡単な編集が必要です。)

もうあの「SANDSTORM」が格闘技イベントで聴けなくなるのかと思うと、やっぱり寂しくなります……

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士