見方はいろいろ・・・アスリートの身体能力

先日、米国の『Sports Illustrated』誌が選んだ、アスリートの「各選手が活躍しているそれぞれの競技において、どれだれ身体能力が適合しているか」をテーマとしたランキングが発表されていました。

米誌選定…アスリートの身体能力適合ランク、C・ロナウドが2位に

最初見た時、「アスリートの身体能力ランキング」かと空見したのですが、そうではなく、「選手の身体能力が自身の競技にどれだけフィットしているか」ということのようです。

米国誌が発表しているので、当然米国人が上位にランキングされる傾向にあり、視野が十分広いとは言い難いランキング結果でしたが(苦笑)、ランキングに納得できる面もあったので、思ったことを。

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納得したこと

まず、レブロン・ジェームズが1位だったことです。これは文句ありません。このランキング設定の際に分類されている能力カテゴリー「強さ」、「スピード」、「持久力」、「機動力」のどれをとってもバスケットボールにおいて申し分ないです。センター以外の4ポジションをこなせますし、ほぼフルタイムで出場してもバテることはありません。

例えるなら、「カール・マローンとスコッティ・ピッペンを足して2で割った」ような身体能力ですし、「全盛期のラリー・ジョンソンを2バージョンぐらい進化させた」ような印象です。

203㎝の長身で、とんでもないクイックネスとジャンプ力とパワーがあり、しかもほぼ出ずっぱりでもスタミナ切れしないのです。バスケットボール以外の球技の中でも、トップクラスのフィジカルの持ち主でしょう。

サッカーのC・ロナウドやボクシングのフロイド・メイウェザーJrが上位にランクされているのも納得です。各々の競技に抜群なフィジカルを活かしている印象があります。

ちょっと「?」なところ

「JJ>GSP」?

まず、総合格闘技選手の中では、ジョン・ジョーンズ(以下、JJ)がジョルジュ・サンピエール(以下、GSP)よりも上位に入っていたことです。JJも抜群の身体能力を誇っていて、UFCで同階級の他の選手と比べて身体能力の高さが強みであるのは間違いないのですが、個人的に「JJは、GSPより高いかなあ?」という印象があります。

JJもGSPも強いし、身体能力は高いのですが、JJよりもGSPの方がフィジカルを活かしたスタイルだと思っています。JJの場合、フィジカルよりも予測不能なところが相手に脅威を与えていると思いますし、GSPと同じようなフィジカルを活かした正攻法なファイトスタイルで通用するかというと、「?」と感じるからです。JJは年齢的に若く、まだ伸びしろのある選手なので、今後GSPを凌駕する可能性は十分ありますが、現時点での身体能力(総合格闘技へのフィット性も含めて)はGSPに分があるのでは?と思っています。

サッカー選手に関する選考

ちょっと視野が狭いのではないかと…(苦笑)。CRは文句なしです。しかし、他の上位選手がマイカ・リチャーズ、フッキ、セルヒオ・ラモス、ナニ、ティム・ハワード、ディエゴ・フォルランって……。サッカー選手の「機動力」を米国人がどう見ているのか興味深いです。

他にもちょいちょい

アメフト選手は正直よく分かっていないのでコメントしませんが、例えばテニスのラファエル・ナダルはもっと上位に入っていいと思いますし、水泳ならマイケル・フェルプスよりもライアン・ロクテの方が良いのでは?とも思ったりします。フェルプスの場合、身体能力プラス身長やリーチの長さが特長だと思っています。「強さ」、「スピード」、「持久力」、「機動力」をシンプルに見ると、ロクテの方が優れているように思うのです。

終わりに

選手がランクインされていない競技もたくさんありますが(トライアスロン、サイクルロードレース、マラソン、野球等々)、上記の4カテゴリーのどれかを特別に要求されないので仕方ないのでしょう。競技種目を超えたランキングづけの限界かなと思います。

このテのランキングには主観が入りうるし、いろいろな見方がありますが(上記の私の見方も主観満載です)、たまには競技の垣根を超えてこういうランキングが出てくるのも面白いなとは思います。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士