もはや絶滅危惧種?チーム生え抜きの選手

サッカーでもMLBでもNBAでもサイクルロードレースでも、選手の移籍が毎年のようにたくさん行われます。

シーズンが始まれば一旦は落ち着くのですが、それでも時々あっと驚くようなトレードもあるので、スポーツを観る側としては選手の状況をキャッチアップするのもけっこう苦労します(苦笑)。

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選手の移籍が多くなった背景

選手の移籍が多くなったのは、言うまでもなくスポーツにおけるマーケット(市場)の拡大が大きな要因でしょう。

観客動員によるチケット収入がメインだったはるか昔と比べ、今ではTV放映権収入やスポンサーからの収入、グッズ売上による収入等、クラブチームの資金獲得手段は多様化しているのと同時に大規模化しています。

観戦チケットも20年前に比べると明らかに値上がりしていますし、メディアの多様化もあり、世の中のビジネスと似たような背景でプロスポーツのマーケットも大きくなったと言えると思います。

マーケットが拡大してクラブの資金が潤沢になれば、チーム強化のために欲しい選手はお金で獲得できます。反対に、選手を放出するチームも違約金をもらえれば、そのお金で他の優秀な選手を獲得することができます。そうなれば、自然と選手の移籍があちこちで発生することになるのです。

チーム生え抜き選手は、もはや希少

選手の移籍が多くなると、他方でチーム生え抜きの「象徴」的な選手がいなくなってしまいます。
今も、以下のようなチーム生え抜きの「象徴」的な選手がいますが(調べずにすぐに思いつく選手だけです)、もはや希少です。

サッカー

リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、シャビ・エルナンデス、
ジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケッツ(以上、バルサ)
フィリップ・ラーム、バスティアン・シュヴァインシュタイガー(バイエルン)
イケル・カシージャス(レアル)
フランチェスコ・トッティ(ローマ)
スティーブン・ジェラード(リバプール)

MLB

デレク・ジーター(NYヤンキース)
ジャスティン・バーランダー(デトロイト・タイガース)

NBA

ドゥウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)
ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリ(サンアントニオ・スパーズ)
ダーク・ノヴィツキー(ダラス・マーベリックス)
ラジョン・ロンド(ボストン・セルティックス)

終わりに

かつては「マルディーニといえば、ミラン」、「ギグスといえば、マンU」、「マリアノ・リベラといえば、ヤンキース」という感じで、選手名と所属チーム名が完全な「1対1」の対応になる選手が多かったのですが、今では誰か選手の話になると「いつ(所属チーム)時代の話?」となってしまいます…。

個人的には、各チームに1人か2人は生え抜きの選手を残して「チームの顔」として存在していてほしいなと思うのですが、もはや難しいのでしょう。ミランにもインテルにもマンUにもそんな選手がいなくなってしまったのは残念な限りです。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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