それぞれ次戦のカード決定。「メイウェザーvsパッキャオ」は幻に?

ボクシング界のパウンド・フォー・パウンド(階級を度外視した最強)の2人、フロイド・メイウェザーJrとマニー・パッキャオの次戦が既に確定しているようです。

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メイウェザーの次戦

フロイド・メイウェザーは、5月に対戦して判定で下した相手、マルコス・マイダナとのリマッチ(再戦)となりました。

「なんでもう1回やるの?5月で勝負ついたじゃん」

という反応が多いでしょうけど、それぞれの思惑は容易に推測できます。

メイウェザーとしては、体力的な衰えが顕著にならないうちに(無敗を維持しながら)ケーブルTV局「SHOWTIME」との契約をいち早く消化したかったのでしょう(そのために5月中に次戦の日程を決めていました)。相手は、それなりの実力者であれば誰でも良かったのでしょうし、マイダナのような一度対戦したことのある相手なら、容易に攻略可能だからOKということなのでしょう。

マイダナ側としても、メイウェザーほど注目を集める対戦相手はいないわけで、一度敗れたものの次にアップセットをやってのければ歴史に名を残すことになるのですから、是が非でもリマッチを組みたかったのでしょう。簡単に言えば、「勝っても負けてもおいしい相手」なわけです。ファイトマネーも相対的に高いでしょうし(笑)。

たとえば、マイク・タイソンを初めて倒した男、ジェームズ・”バスター”・ダグラスは、それ以外に大した実績はないのに、タイソンを初めて倒したというたった一つの事実だけでボクシング史に名が残っています(タイソンを倒した後、ヘビー級タイトルを一度も防衛できずにイベンダー・ホリフィールドにKO負けしました)。

要は、両者の利害が一致したのでしょう。

パッキャオの次戦

パッキャオの対戦相手は、クリス・アルギエリに決定しました。

20戦無敗の30歳のアメリカ人ボクサーなのですが、恥ずかしながらまだこの選手の試合を見たことがありません……。20戦無敗なら強そうにも感じますが、対戦相手によっては「無敗」という肩書きは如何様にもできるので(日本人ボクサーにもいますよね)、何ともコメントし難いところです。

ただ、パッキャオとしてはもう負けられないでしょう。これで負けてしまうと、衰えの指摘と共に一気に評価が下がるのではないかと思います。

「夢の一戦」メイウェザーvsパッキャオの行方

どうも実現は難しそうですね……。

パッキャオがボブ・アラム氏の「TOP RANK」社とのプロモーター契約を再契約したのが決め手のようです。

メイウェザーは、もともとは「TOP RANK」の契約選手の一人だったのですが、いろいろお金のこと等でこじれたのでしょう。独立してから「TOP RANK」とは関わらないようにしているようです。

そのため、パッキャオが「TOP RANK」と契約しているうちは対戦は実現しないかも、とは前から言われていたのですが、実際に契約延長となったことで実現可能性がいっそう低くなってしまったのです。

来年以降に仮に実現したとしても、年齢を考えると両者とも「賞味期限切れ」の感は否めません……。「あのタイミングで実現していたら…」という回想を、ボクシングファンは将来いろいろな場面ですることになるのかなと思います。

タイソンとホリフィールドの対戦もそうでしたね…。

両者とも引退への「カウントダウン」は既に始まっているのですが、これからどういう相手と戦うのかも注目しています。メイウェザーの無敗街道も気になるところです。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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