親子が同じ世界で一流であることの難しさ

私がW杯の3位決定戦で一番印象的だったのは、ブラジルの惨敗した姿でもなく、ロッベンの圧倒的スピード&無尽蔵のスタミナでもなく、試合終了直後に一瞬見せた、ブリント親子の抱擁でした。

各選手と監督・コーチ陣がお互いの健闘をたたえ合って「おつかれさま」の抱擁していたのですが、ブリント親子だけは完全に「親子」の表情でした。二人とも良い表情をしていました。

van+gaal+kluivert+blind+anp

ダレイ・ブリント(オランダの5番)は、今大会は左サイドバックとしてフル出場し、同時にお父さんのダニーはコーチとしてW杯に参加していました。いつもベンチでは、ファン・ハール監督の左側に座っていました(ちなみに右隣はクライファートでした)。

私はお父さんのダニーが現役だった頃のアヤックスとオランダの試合をたくさん見てきたので、今その息子が同じようにアヤックスとオランダ代表で活躍しているところを見ると、ただただ「すごいDNAだ」と感心します。

お父さんは、ファン・ハールが監督としてのキャリアを始めたアヤックス時代のキャプテンでした(ポジションはセンターバック)。その頃からいわゆるファン・ハール「イズム」を注入されているので、今ファン・ハールの片腕的存在であるのは当然かなと感じます。

5f72f4822e86a59b4604f2c7cdf789c4

当時のアヤックスはすごいチームでした。GKは若手(!)のファン・デル・サールで、ライカールト、デ・ブール兄弟(フランク&ロナルド)、ダービッツ、リトマネン、カヌ、オーフェルマルス、フィニディ……と、まさに「最強の時代」でした。

CLではレアルを相手に、しかもサンティアゴ・ベルナベウ(レアルのホーム)で5、6点取れたんじゃないかというワンサイドゲームをやっていましたし(結果は2-0)、オランダリーグで無敗優勝、CLでも19戦無敗という当時の記録を打ち立てました。

お父さんは獲得タイトルに、欧州CLとトヨタカップがあります(W杯では、1994年アメリカ大会のメンバーだったものの、ロナルド・クーマンの控えでした)。息子ダレイが、これから同じように欧州や世界のタイトルが獲れるか、それとも代表でEUROやW杯を獲得してしまうのか、今後の注目の一つになりそうです。

それにしても、親子揃って世界の一流選手というのは珍しいと思います。

サッカーでは、有名な親子にクライフ(ヨハン&ジョルディ)、マルディーニ(チェーザレ&パオロ)、ジョルカエフ(ジャン&ユーリ)といます。最近では、シュマイケル(ペーター&キャスパー)やインス(ポール&トーマス)もいます。

マルディーニとジョルカエフは親子共に代表歴があるので、やはり凄い血筋です。クライフの場合、お父さんが偉大すぎましたね…。

他のスポーツですぐに思いつくのは、フロイド・メイウェザー親子(ボクシング)、ケン・グリフィー親子(野球)、フィルダー親子(セシル&プリンス。野球)、アリ親娘(モハメド&レイラ。ボクシング)、ボンズ親子(ボビー&バリー。野球)、それとグレイシー一族(柔術・格闘技)が挙げられます(メジャーリーグは、調べると他にもたくさんいるようです)。

日本にも有名なアスリート親子がいますが、親子揃って世界のトップクラスとなると非常に少ない気がします。そもそも親子で同じスポーツ・競技をやること自体が希少なはずですから、当然といえば当然かもしれません。それだけにすごいことだと感心します。

ビジネスでも親子で同じ職業、同じ会社というケースが多々ありますが、これは完全に別モノでしょう。ごくごく限られた親子にしか感心や尊敬の念は持てません。

ビジネスの場合、いろいろですからね。事情も人間も……。

私が息子に同じ仕事をしてもらいかどうかというと、微妙ですね(苦笑)。
本人の意思を尊重しようと思います。

ちなみに、今日はその息子が発熱のため、自宅で看病しながらの仕事に…。
息子は心配するような状況ではなく、しかもタイミング的に仕事への影響はないので安心しました(^^;)

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする