なんと早々に・・・「王者」クリス・フルームのリタイア

先週、ツール・ド・フランスの第5ステージで、早々に昨年王者にして今年の総合優勝候補筆頭のクリス・フルームがリタイアしました。

タイムトライアル(TT)にも山岳ステージにも強く、今年も盤石だと思っていたのですが、第5ステージで2度も落車してしまったことにより手首を痛めてしまったそうです…。これはもうどうしようもありません……。

なぜ落車したのでしょう?

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やっぱりコワい「パヴェ」区間

今年の第5ステージは平坦ではあったものの、コース途中に「パヴェ(石畳)」のある区間でした。先日、パリ~ルーベのレースの件で触れましたが、アスファルト舗装されていないボコボコ道です。

http://www.daimrkm.com/2014/04/14/paris-roubaix-toughrace/

当然、これだけで選手はスピードが出しにくくなりますし、腕全体にかかる負荷もきつくなります(グリップを握る力も通常以上に必要ですし、振動も腕で吸収する必要があります)。さらに、タイヤのパンクにも気をつけなければなりません。

体力的にも精神的にもきついですが、今回はさらに不運なことに雨が降っていました……

そうです。めちゃめちゃ滑りやすいのです!

予想通り、フルーム以外にもスリップで落車する選手が続出でした。単独で滑ってコケるだけならいいのですが、サイクルロードレースの場合、空気抵抗回避による体力消耗軽減のために集団で動くので、一人が落車すれば漏れなく周りの選手も巻き込まれます。

フルームの場合、「巻き込まれた」というより「自分でやっちまった」ようなのですが、落車すると肉体的にも精神的にもダメージは大きいです。1日に2度もすれば身体は痛むし、心も折れるでしょう……

落車で怖いケガ

落車すると怖いのはケガです。当たり前です。
時速30kmをはるかに超える速度で走行しているのですから、原チャリで転倒するのと同等以上のケガのリスクがあります。上のフルームの画像のように、ウェアはボロボロに破れますし、擦り傷はできるし…。レース後のシャワーが辛いことは間違いないでしょう(苦笑)。

頭はほとんどの場合ヘルメットが守ってくれるので、生命に関わる危険は比較的低いと言えます。

怖いのは、鎖骨骨折です。

サイクルロードレースの場合、「ハンドルはしっかり握っている、足はシューズとペダルで固定されている」という状態なので、腕で瞬時に受け身をとったり足でバランスをとることが困難です。まして、時速40以上の速度です。
受け身がとれないので、前のめりに転倒します。この時、肩付近から落ちてしまい、鎖骨を骨折してしまうのです…。

そのため、選手の落車による負傷の中でも「鎖骨骨折」はかなり上位に入ります。治るまでの期間はそれほど長くかからないようですが、折れやすいですし、折れれば当然リタイアせざるを得なくなります。

フルームは幸い鎖骨に問題はなかったようですが、やっぱり落車は怖いなあと感じます。

今後のツール・ド・フランス展望

総合優勝候補筆頭のフルームが離脱したので、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)とアルベルト・コンタドール(スペイン)が有力かなと見ています。

コンタドールは第5ステージのパヴェ区間でニーバリに差をつけられてしまいましたが、得意の山岳ステージで挽回することでしょう。

ちなみに、コンタドール、元F-1パイロットの鈴木亜久里さんによく似ていると思います(笑)。

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【おまけ】
今朝W杯が終了しました。

「強い方が勝つ」と「勝った方が強い」という2つの言い方がありますが、今回は前者だったと思います。

W杯については、まだまだいろいろ書きたいネタがあるので、今月いっぱいまで引きずってみようかなと思っています(^^)

日本サッカーのことも含めて♪

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士