W杯準決勝終了。「100年に一度の大敗」と「28年前の再現なるか?」

昨日と今日でW杯準決勝の2試合が終了しました。

2試合とも予想に反する内容・結果になりましたが(苦笑)、だからこそサッカーは面白いと改めて感じました。

Brazil_Germany_610

ブラジルvsドイツ

まさかブラジルの準決勝で、スペインの初戦を上回る衝撃を受けるとは思いもしませんでした……。

後出しのような感じになってしまいますが、私はブラジルがドイツに負けるかもしれないと思っていました。そして、ネイマールよりもT・シウヴァの不在が響くのではないかと。その通りの結果でしたが、この点差は予想できませんでした。ベタな言い方ですが、「想定外」です。

スコアは1-2か0-2、1-3ぐらいだろうと思っていました。
セットプレーで先制されて反撃するも、カウンターでダメ押しされて、終盤どうにか一矢報いる…みたいな展開を予想していました。

それが、まさか前半30分までに0-5とは……。

2点目で「うわ、マズイ‥」という感じになり、3点目が入ったところでブラジルの選手の心が完全にポキンとヘシ折れてしまったような感じでしたね。その意味では、4点目以降はどうしようもなかったと思います。

T・シウバの代わりに入ったダンチはバイエルン所属なので、バイエルン勢を軸としたドイツ攻撃陣にはそれなりに対応できるかなと思っていたのですが、全然でしたね…。T・シウバがいかに優れていて、ブラジルの精神的支柱だったかを逆に実証する形になっていました。

試合内容に関しては、出てくる言葉が残念な内容ばかりなのでこのぐらいにして、他に感じたことを。

この試合の衝撃は、私の約32年のサッカー観戦歴の中でも1、2を争うレベルです。

「衝撃的なワンサイドゲーム」という意味では、最近では昨年の欧州CL準決勝のバルサ-バイエルン2試合(0-3、0-4)や今年の欧州CL準決勝のレアル-バイエルン 2nd Leg(0-4)がありますが、それをはるかに上回るインパクトですし、スペイン-オランダ(1-5)よりもショッキングです。

ブラジルのこれだけの点差で負けた試合は見たことがありません。調べてみたら、ブラジル代表の6点差以上の敗戦は、1920年のコパ・アメリカ(vsウルグアイ)以来のようです。

「100年に1度の大敗」とも言える試合でした……。

W杯の準決勝、しかも地元開催の大会で起きた、というのが衝撃を際立たせています。
一人の日本人サッカーファンの私がこれだけ衝撃を受けているのですから、ブラジル人の衝撃は想像できません。惜敗でもショックだったと思いますが、あれだけ無残な大敗なのですから「マラカナンの悲劇」以上でしょう。「ベロオリゾンテの悪夢」と言っても過言ではないでしょう。

一部の元選手がコメントしていましたが、選手のメンタルへの影響も心配です。若手でも代表引退を表明する選手が出てくるかもしれません。プライドをズタズタに切り裂かれるような試合でしたからね……。

ブラジルのことで長くなりましたが(苦笑)、対するドイツは相変わらず攻守ともに堅実でした。全体を通してみると、特にラームが素晴らしいです。中盤の底に就けば、いち早く危険を察知してカバーリングに回るし、ボールをしっかりキープします。右サイドバック(SB)としても運動量が豊富で堅いうえに攻撃参加も上手いので、申し分ないです。「ドイツ史上最高の右SB」と言っても過言ではないでしょう。

GKノイアーがかなり絶賛されているようですけど、プレーそのものはノイアーの実力通りかなと思っています。むしろ、私が当初懸念していたDF陣との連係がしっかりできているので、そこを高く評価しています。私の中では、ノイアーはもうオリバー・カーンを超えていますね。

この試合は、後世に永遠に語り継がれることになる試合でしょう。特にブラジルでは。

「歴史の目撃者」の一人になってしまったような、そんな感じがしています…。

アルゼンチンvsオランダ

アルゼンチンのサベーラ監督は

「DFラインはしっかり引いて守れ。ロッベン、V・ペルシーに簡単に抜かれるな。中盤はよく動け。」

という指示をしたのでしょうか。DFの4人はラインを崩さず、しっかり引いていました。ロッベンの速さを警戒していたのでしょう。それが結果的に功を奏したのかもしれません。よく120分間完封したなあと感心しました。

オランダFW陣の調子がイマイチだったのかもしれませんが、それでもアルゼンチンDF陣はよく身体を張って守っていたと思います。上から目線になりますが(苦笑)、見直してしまいました。

私が見ていて一番良かったのは、MFのマスチェラーノでした。運動量が豊富でカバーリングが良く、ドイツのラームのように柔軟に対応できる選手だと思います(前からそう思っていましたが、改めて)。

バルサでピケのカバーをしているからなのか、マスチェラーノも危険察知能力が高く、初動が他の選手より0.5秒は早いです。なので、今朝の試合でもロッベンらの飛び出しにしっかり反応してシュートを防いだりしていました。

PK戦になった時、正直「オランダ勝ったかな」と思ってしまいました。
直近の2006年ドイツ大会のドイツ戦を思い出してしまったからです。ドイツのGKレーマンがアルゼンチンのキッカーの傾向メモを事前に渡されて、それを確認しながら動いてドンピシャだった、あの試合です。

しかし終わってから、アルゼンチンは以前はかなりPK戦に強かったと思い出しました。90年イタリア大会ではユーゴスラビア、イタリアを連破しましたし、98年フランス大会ではイングランドに勝ちました。

アルゼンチンのGKロメロに対しては、まだ「どうなんだろう?」と思っているのですが(苦笑)、PK戦では素晴らしい読みでした。

やっぱりPK戦は分かりませんね。

決勝戦

辛うじて「欧州vs南米」の決勝となり、「○○選手権」になってしまうのは回避されました。

ただ、「アディダス」同士の決勝になりましたね。そして「ナイキ」同士で3位決定戦という…。

「アルゼンチンvsドイツ」と言えば、86年、90年の決勝戦と同一カード。
86年の再現(アルゼンチン優勝)となるか、90年の再現(ドイツ優勝)となるのか、楽しみです。

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする