アルジェリア32年ぶりの勝利と雪の中

一昨日になりますが、アルジェリアが韓国に勝ち、W杯では32年ぶりの勝利を飾りました。

「32年ぶり」ということは、最後に勝ったのは1982年のスペイン大会。
アルジェリアが西ドイツに勝利して、大波乱を起こした時です。

私はこの時、初めて「ジャイアント・キリング」という言葉を知りました。

今でこそアニメのタイトルにもなって有名な言葉となっていますが、少年だった私は「へぇ~。ジャイアント・キリングって言うんだあ」と、子供心に思ったものでした(笑)。

アルジェリアは、前回の南アフリカ大会にも出場していましたが、グループリーグでいいところなく敗退していたので、あまりケアしていませんでした。

しかし、今回1勝したことで記事にも「アルジェリア」が登場したことがきっかけで、「ある選手」を思い出しました。

アルジェリアで有名な歴代サッカー選手は、82年当時の中心選手だったラブダル・ベルミですが、私の中ではやっぱりラバー・マジェールです。

1990, Paris, France --- Algerian soccer player Rabah Madjer (FC Porto). --- Image by © Marc Francotte/TempSport/Corbis

私と同世代の方ならご存知かもしれませんが、1987年の大雪の中のトヨタカップでMVPを獲った、FCポルトの選手です。

1986年のメキシコ大会に出場していたのは知っていましたが、マジェールに注目するきっかけとなったのは、欧州チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)決勝のFCポルト vs バイエルンです。

当時のバイエルンは、プファフ、アウゲンターラー、マテウス、ブレーメを中心に、憎らしいくらい強くて堅実なサッカーをしていたのですが、FCポルトがマジェールの1ゴール1アシストで見事に逆転勝利しました。

その試合の同点ゴールとなったマジェールのヒールキックは、CL決勝の伝説の一つでしょう。

あの状況でヒールキックを選択したのが、強烈に印象的でした。

普通の選手ならワントラップして思い切りシュートしていたでしょう。
そして、もしかしたら追いかけていたDFにカットされるか、カバーに入ったDFにブロックされていたかもしれません。

あそこでとっさの判断でダイレクトでのヒールキックを選択したことにより、カバーに入ったDFもシュートコースが読めず何もできませんでした。

今見ても、すごい判断だったなあと感心します。

判断と言えば、87年のトヨタカップもそうです。
この試合でもマジェールは2得点してMVPに輝いたのですが、1点目も2点目も絶妙な判断から生まれたゴールでした。


1点目のシュート前のフェイントと、2点目のボールを奪ってすぐにシュートを放った、あの判断は凄かったなあと、当時少年の私は思ったものでした。

ただ、試合自体は最悪のコンディションでした(苦笑)。

あの試合、当時少年だった私は父親と国立競技場で生観戦しました。
雪が降るとは夢にも思わなかったもので……(^^;)

寒いうえにパンツの中までビショ濡れになる、今では絶対に行かないような悪天候でしたが、非常に熱い試合を見ることができました。

ペニャロールの選手には気の毒でした。
雪を見たのが生まれて初めてだったという選手もいたそうなので。
雪じゃなかったら、どうなっていたか分からない試合でした。

今でもいい思い出です(笑)

【余談】
87年当時、ペニャロールの監督だったのが、現ウルグアイ代表監督のオスカル・タバレスさんでした。一瞬ですが、ミランで監督をしていたことのある、ものすごくキャリアの長い監督です。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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