イングランドのクラブ所属選手が圧倒的に多いことの意味

W杯の出場登録選手(各チーム23名)が出揃い、いよいよ開幕まであと10日を切りました。

スタジアム建設がまだ途中の映像をニュースで見て心配になりましたが(笑)、「いよいよだなあ」という感じです。

今朝、こんな記事を見ました。

イングランドが119人で最多。W杯登録736人が出そろう

簡単に言うと、「W杯に出場する選手が、どの国のクラブに所属しているのか集計したところ、イングランドが最多だった」ということです。

つまり、W杯に出る選手は、プレミアリーグでプレーする選手が多いということです(厳密には少し違いますが、ざっくりそういうことです)。

なんとなくイメージしていたことと一致した結果だったので「まあそうだろうな」と思ったのですが、数字の圧倒的な差は驚きでした。上位5か国はこんな感じでした。

1位 イングランド(119人)
2位 ドイツ(79人)
3位 スペイン(63人)
4位 イタリア(61人)
5位 フランス(46人)

イングランドが圧倒的に多いのです。
W杯出場国が32か国なので、単純計算すると、プレミアリーグ所属の選手が1か国に3人ぐらいいる計算になります(イングランド代表の23人を引いて96人。その96人を31か国で割る)。

このことが意味するのは何だろうと考えていたら、ポジティブなものもネガティブなものも浮かんできました。

選手のスカウティング能力が高い

これはポジティブです。プレミアリーグのクラブは総じて視野が広く、選手発掘能力が高いように思います。若かりし頃にプレミアリーグに発掘されて活躍した(している)という選手も多いです。GKのチェフやデ・ヘアがそうですし、ルイス・スアレス、ヤヤ・トゥーレ、ファン・ペルシーもいます。マンUのナニとかラファエルもそうですね。クリスティアーノ・ロナウドやセスク、X・アロンソも若い頃はプレミアリーグで活躍していました。

また、アフリカ勢の選手が他国に比べて多いのが特徴です。視野が広いことの表れでしょう。

この点ではイングランドのクラブのレベルの高さを感じます。

クラブの資金力が強い

ほしい選手を獲得するのには、お金が付き物です。イングランドのクラブは資金の潤沢なクラブが多いので、若い選手への投資も他国より多いと感じています。

クラブのオーナーが、イギリスの貴族階級の人だったり、米国や香港の実業家だったり、石油王だったりと、多様なところもポイントかもしれません。

イングランドに将来有望な選手があまりいない

実は、これが一番大きな要因なのではないだろうかと感じています。
最初は「お金があるから、あちこちから選手を獲得できるもんなあ…」と思っていましたが、裏を返せばイングランドに有望な若手がいないのかなと思うようになりました。

実際、若くて将来性を感じさせる選手が、ルーニー以降現れていないように思います(出てきても、その場限りだったり…)。

イングランドに良い選手がいない

→他国から選手を獲得する

→イングランドの選手が活躍するチャンスが減る

→イングランドから良い選手がなかなか生まれない

……(以下、無限ループ)

という負のスパイラルにならないかという懸念も考えられます。

以前、メンバー発表に関して国別の所感を書きましたが、イングランドは書きませんでした。

あえてね(H田風(笑))。

イングランドは優勝にかすりそうにもなく、厳しい結果になるのではないかと予想しているからです。もちろん実際にやってみないと分かりませんが、かつてのリネカーやガスコイン、オーウェンのような、センセーショナルな選手が現れないと難しいかなあ、と……

私の予想を裏切って、そんな選手が出てきてほしいです。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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