トライアスロンではIRONMAN 70.3が熱くなる予感

今週末は、海外ではIRONMAN(トライアスロンの中・長距離レース)のレースが目白押しのようです。

IRONMAN 70.3がユタのSt. Georgeと西オーストラリアのBusselton、ヴァージン諸島のSt. Groixで行われており、オーストラリアではフルのIRONMANが行われています。

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IRONMAN?映画?

まず、「IRONMAN(アイアンマン)」という競技について簡単に説明しなければなりません。言うまでもありませんが、トニー・スタークが主役の映画ではありません(笑)。

トライアスロン(スイム(S)、バイク(B)、ラン(R)の順で行われる競技)は、距離が大きく3パターンに分かれます。

「オリンピック・ディスタンス(OD)」と言われる最もポピュラーな距離は、「S=1.5㎞、B=40km、R=10km」の計51.5㎞です。

そして「IRONMAN」は、「S=3.8㎞、B=180km、R=42.2km」の計226㎞で行われます。

「IRONMAN 70.3」の「70.3」は、「トータル距離が70.3マイル」という意味で、上記「IRONMAN」の半分にあたる距離、つまり「S=1.9㎞、B=90km、R=21.1km」の計113㎞で行われます。言わば「ハーフIRONMAN」です。

私はいずれフルのIRONMANのレースに出るつもりですが(もちろん完走します!)、世界トップクラスの選手のレースを観ていると「観る」という点では70.3の方が面白いなと感じることが多いです。

70.3の魅力その1 スピード勝負と持久力勝負のバランスがほどよい

ODのレースは距離が短い分、スピード勝負の側面が強いので迫力があります。一方で、「持久力勝負<<<スピード勝負」なので、若い選手に圧倒的に有利です。30歳を過ぎてから、まして30代後半で優勝するのは至難の業です。

反対にフルのIRONMANは、優勝者のタイムが8時間台ということがザラにある大変長いレースです。当然「スピード勝負<<<持久力勝負」です。そのため、スピードのピークを過ぎた30歳以上の選手が、レースでの駆け引きや忍耐力に磨きをかけてODから活躍の場を移す、ということが多いです。実際、IRONMANの優勝者も30歳代の選手ばかりです。

他方「70.3」の場合、この上記2つのほぼ中間にあたるので、ODの選手もフルの選手も活躍することができますし、レースタイムも4時間前後です(トップクラスの選手の場合)。レース展開も、90㎞のバイクから21.1㎞のランの間に激しく変動するので目が離せないですし、スピードもODに負けず劣らずです。

まさにODとIRONMANの「いいとこどり」のような感じなのです。

70.3の魅力その2 レースタイムがそんなに長くない

ODのレースでは優勝者のタイムが1時間40分台~2時間前後です。スイムが15分前後、バイクが1時間前後、ランが30分前後という感じです(ちなみにロンドン五輪金メダリストのA・ブラウンリーは、最後の10kmランのタイムが28分台だったそうです!)

2時間前後でも長めに感じる方が多いかもしれませんが、種目が3つある分マラソンよりもレース展開が大きく動くので見応え十分です。毎年横浜で行われるODの大会を見に行くのですが、けっこうあっという間に終わってしまう感じです。

しかし、IRONMANの8時間のレースをしっかりフォローするのはやっぱり大変です…。「観る」という観点では、選手だけでなく観る側も相当の持久力・忍耐力が求められます(笑)。

そのため、この中間にあたり、4時間前後のレースタイムである70.3が、観るという点でも「良いとこ取り」だなあと感じるのです。

最近の新たな魅力

今年から「面白そうだな」と感じているのは、OD出身の選手が続々と70.3に本格参戦していることです。

北京五輪金メダリストのヤン・フロデノ(ドイツ)という選手が今年から本格転向して、いきなりレースで優勝しています。昨日のSt. George大会では最後のラン(ハーフマラソンと同じ距離)を1時間09分で走ったそうです…。とんでもない速さです。

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ついこないだもハビエル・ゴメスという、今もODのトップ選手がパナマで行われた70.3のレースで優勝。彼の場合、ODのレースのトレーニング目的が半分なのでしょうけど、見事に勝ちました。これまたとんでもないです。

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終わりに

70.3は、主戦場がODの選手もIRONMANの選手も、頂点を狙えるレースです。そのため、世界選手権はかなり激しく熱いレースになるのではないかと思っています。

残念なのは、このレースが日本ではTV中継されないことと、まだ知名度が高くないことです(世界の第一線で活躍している日本人選手がいないので当然なのかもしれませんが…)。

ちなみに、70.3もフルも日本で大会があるので、参加したいという方も生で見てみたいという方もググってみてください。

【おまけ】
昨日、メイウェザーが見事に勝ちました。
私の採点では117-111だったので、2-0という判定には驚きでしたが。

昨日の試合のファイトマネーは、「最低保証」で33億円だとか。
PPV収入の歩合のオプション付きなので、実際は40億近いでしょうね。

まだスピードでも若い選手に負けていないのは驚異です。

いつまで勝ち続けるのか。
そして、ファイトマネーはどれだけ膨れ上がるのか(笑)。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士