バイエルンの「栄光」は終わってしまったのか?

夕べ、今さらなのですが(苦笑)、バイエルン-レアルの2nd Legを見ました。

スコアだけ知っていましたが、予想していた結果とは大違いでした。
ただ、結果を知って「こんな感じだったのかなあ」と想像していた試合展開と近かったです。

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これが、試合の公式STATSです。

ボールポゼッションは「バイエルン64% : レアル36%」と、1st Legと全く同じでしたね。
ポゼッションがこんな比率なので、パスの数も倍近い差。
シュート数は両チームとも1st Legよりも増えていました。

で、スコアは0-4……。

結果的にはバイエルンの完敗です。
見ていると、バイエルンのウィークポイントが見えたようにも感じました。

バイエルンのウィークポイント(私見)

中央の選手のアイデア不足

バイエルンの攻撃はサイドからの「崩し」がカギだと見ています。
右にロッベン、左にリベリ―を置いて、この2人が両サイドから仕掛けるか、中央に入り込んでいくことで相手の守備バランスを崩し、得点につなげているイメージです。サイドバックの選手が中央のマンジュキッチやミュラーに合わせる形での得点も多いですが、ロッベンやリベリーの動きがあってこそ、というのが多いです。

本当は、こういう選手が中央にもいるのが理想なのですが、バイエルンの場合、中央に多彩な動き、人とは違う動きができる選手がいないようです。
前述のマンジュキッチ、ミュラー、シュヴァインシュタイガー、クロース。みんなよく動くし、基本的に上手い選手なのですが、何か「違い」を感じさせる選手がいないように思います。

「たら・れば」はタブーでしょうけど、チアゴ・アルカンタラがケガしていなければ、ペップのやりたいサッカー、動きがもう少しできたんじゃないかなあと思いました。ペップ(グアルディオラ監督)がピッチ近くで指示を出している時間が少し多いように感じました。思うように運べていなかったからでしょう。

ただでさえ強いバイエルンがゲッツェを獲得したのはこの辺の意図もあったのでしょうけど、既に完成度の高いチームなので使いどころが難しそうです。ゲッツェを上手く、そしてもっと使えるようになったら、今よりもさらに強くなるのではないかと思います。

かつてドルトムントにいたリッケンのように、若い今頃がピークだったりするリスクもなきにしもあらず、ですが……。

GKノイアーはコーチング大丈夫?

GKの視点で見ますが、ノイアーは確かにすばらしいGKです。体格、セービング能力、足でのボール処理も上手く、おそらく現時点では世界ナンバーワンだと言っていいでしょう。GKとしての実力に大きな疑問はありません。

ただ、一つだけ疑問があります。
「DFへの指示はちゃんとできているのか?」です。セットプレーでたて続けに2失点というのは、ちょっとなあ……と思います。

2点目の時にマンジュキッチがS・ラモスへのマークを外してしまっていたのは、ただ「マンジュキッチが集中できていなかった」で片づけてしまえばそれまでですが、ノイアーが最初の失点を受けてもう少しS・ラモスへのケアについて念押しすることはできなかったのかなあ?とも思うわけです。

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ドイツ代表で印象に残っている失点も同様です。具体的には、10年W杯のスペイン戦や12年EUROのイタリア戦ですが、どうも「?」な印象なのです。90分のうちの89分はバッチリなのかもしれませんが、失点シーンを見ると「あれれ?」と思うのです。

まだバイエルンに移籍して2年目で、監督の交代もあった。しかもノイアー自身も若いと考えれば、まだまだこれからだとも思いますが、今後ノイアーがサッカー史に残る偉大なGKになれるかなれないかは、この辺にかかっていると思います。ノイアーの身体能力は抜群に良いわけですから。

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ラームのポジション

2nd Legでラームは、中盤の底から右SBにポジションを移しました。1st Legの失点が右サイドを破られたのが原因だったので、そこを埋めるためだったのでしょう。たしかにラームがいたことで、右サイドを突かれるようなことは減ったと思います。ただ、やっぱりラームは中盤の底にいる方が良いなあと感じました。

シュヴァインシュタイガーもクロースもよく動くしボールの扱いも上手いですが、少し重心が攻撃に傾く選手です。なので、この2人を中盤の底に置くと、CBとの間にスペースができることが多いように思います。そこを埋めるのがラームで、うまーく攻守のバランスをとったりカバーリングをするのです。

今回に関してはペップの右サイドに対するケアが裏目に出たように感じました。

バイエルンの時代は早くも終わりか?

ブンデスリーガで圧倒的な強さでサクッと優勝したバイエルンが大敗を喫したことで、ドイツでは暗いムードになっているようですが、バイエルンはもっと強くなると思います。今の選手が残るのなら、あまり補強しなくても良いように思います。

個人的にはレヴァンドフスキは要らないと思います。それよりも足の速いDFがいるといいのかなと思います。

ペップはまだ就任して1年目です。しかもペップは完全にDNAが「バルサ」です。これを考えると、今季は出来過ぎだと言えます。
W杯をはさみますけど、このシーズンオフでさらに戦術に磨きをかけるでしょうし、来期もCLでもブンデスリーガでも中心的存在になるでしょう。

懸念は、選手のコンディションと首脳陣の横ヤリぐらいかと。
バイエルンは、ベッケンバウアーの影響力が大きいですからね…。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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