【プチ実験】レアル-バイエルンの1st Legを数字でプロファイリングしてみた

夕べ、欧州CL準決勝、レアル・マドリーvsバイエルン・ミュンヘンの1st Legがありました。

夜はきっちり寝るようにしているので見ませんでしたが、朝起きて結果だけ知ってしまいました(苦笑)。
そこで、試合そのものは今夜観るとして、ゲームでの「数字」だけを見て「プロファイリング」してみました♪

1st Legは、場所はサンティアゴ・ベルナベウ(レアルのホーム)でしたが、バイエルンが試合をコントロールするだろうなあというのは予想していました。「ボール支配能力」は、今はバイエルンが世界一でしょう。バルサより上だと思います。

それは数字にも表れていたようです。
UEFAの公式データ

ボール・ポゼッション

やはり、ボールポゼッションでは「レアル 36% : バイエルン 64%」とバイエルンが圧倒的に優位に立っていました。

レアルの場合、ボールを持ちながらゆっくり攻めるよりも速攻から相手DF陣を崩す方がチームとして合っていますし、反対にバイエルン(そしてグアルディオラ監督)はボールをコントロールしながら短いパスをつないで相手DFの隙間を縫うような攻め方を好んでいるので、ボール・ポゼッションのこの数字は、ホーム・アウェイに関係なく想定内です。

シュート数

ただ、ポゼッションにこれだけの差があるにもかかわらず、シュートの数にそれほど差がありませんでした。

「レアル 9 : バイエルン 16」

ここから分かるのは、バイエルンが相当攻めあぐねていたということでしょう。私はポゼッションだけ見て、バイエルンは20本はシュートを打っているだろうと思っていました。
反対にレアルは、少ないチャンスをシュートまでつなげる効率的な攻撃をしていたようです。

バイエルンの場合(これはバルサにも共通しますが)、大外からの攻撃はあまり多くなく、比較的センター寄りでショートパスをつなぎながら攻撃チャンスを窺います。そのため、レアルの中央の選手(シャビ・アロンソ、モドリッチ、セルヒオ・ラモス、ペペ辺り)が相当頑張っていたのではないかと思います。

走行距離がレアルとバイエルンであまり差がないところもポイントです。ボールを回しながら隙を伺っていたバイエルンに対し、レアルはしっかり前線の選手をチェックして自由に攻撃させなかったのでしょう。中盤の選手の活躍が大きかったのだろうと思います。

パスの数も圧倒的にバイエルンですね(出した数はレアル 411本 : バイエルン 840本、つながった数はレアル 272本 : バイエルン 699本)。ボール・ポゼッションから考えれば当然の数字なのですが、成功率でもバイエルンの方が圧倒的に高いので、やっぱりバイエルンは中盤からDFラインでボールを回す数が多かったのかなぁ、(シュート数を考えると)決定機になるようなパスがなかなか出なかったのかなぁ、と想像しています。

枠内シュートは、レアルが7本で、バイエルンは11本。レアルは9本中7本のシュートを枠内に入れているということなので、少ないチャンスながら好機はそれなりにあったのではないかと思います。一方、バイエルンも16本中11本ということで悪くはないのですが、得点になっていないので、レアルGKカシージャスが良かったのかシュートが正面にばかり飛んでいたということだろうなと思います。

コーナーキック、ファウル数

コーナーキックの数は、こんなものでしょう(笑)。ゲームの大半をバイエルンが支配していたようなので、必然的にコーナーキックの数にも相応の差が出ます。

少し意外だったのは、ファウルの数がレアルもバイエルンも同じ10回だったことです。
一方のチームがボールを支配しているような展開の場合、支配しているチームの方がファウルの数は少ない、というのが多いです。夕べの試合の場合、レアルの方が多いものだと思っていましたが、意外なことにバイエルンも同じ数のファウルをしています。
ということは、レアルの速攻(バイエルンのピンチ)をファウルで止める場面が多かったのではないかと思います。

数字を観る前に知っておくのも面白い

ここまで数字だけ見てああだこうだ書きましたが、やっぱりサッカーの試合は実際に観ないと面白くないです。「百聞は一見にしかず」です。

ただ、「試合を観てから数字を見る」というのとは逆に、「数字を見てから試合を観る」というのも、どれだけサッカーを理解しているのかの自己確認になるので、たまにやってみると面白いです。

「サッカー・バカ」だった学生時代は、録画した試合のビデオテープを初めまで巻き戻さずに、終わった後の数字データが出るところから見始める、というのをよくやっていました。

(これができるようになったのは、イタリアW杯のあった1990年からですね。あの頃からボール・ポゼッションやCK、FK、シュート、枠内シュートの数が中継で出るようになりましたね。)

今朝はたまたまそんなことができるチャンスがあったので久しぶりに試してみました。

さて、結果はいかに?(笑)

それと、この試合だけではまだ「バイエルンがピンチ」とは必ずしも言えないように思っている方が大半だと思いますが(私も同じです)、チームの心理状況としては、レアルは満足、バイエルンは「ヤバい」という感覚でしょう。

バイエルンは勝つにせよ負けるにせよ、1点を取っておきたかったでしょう。次のアリアンツ・アレナでのホームゲームでレアルから1点でも取られたら、バイエルンは3点取らないといけなくなります。反対にレアルは、ホームで完封できたのは相当大きいです。

アウェイゴールはそれだけ重要です。

次の2nd Legでは、バイエルンが必死に攻めるのは間違いないですが、レアルもガチガチに守ることなくまずは1点を取りにいくでしょう。

レアルが2nd Legでも先制したら、相当面白い試合になると思います。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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