イングランドから優秀なGKが出てこない理由を考えてみた

サッカー イングランド代表。

1966年ワールドカップ(イングランド大会)で初優勝したのを最後に、決勝にも出たことがありません(それ以降の最高成績は、90年イタリア大会の4位)。

サッカーの母国なのに…。

優勝できない要因はいくつもあるでしょう。唯一と言える要因はありません。

でも、その数ある要因の一つに「優秀なGKが出てこない」というのはノミネートされるでしょう。

私はサッカーでGKをしていた経験があり、一番好きなポジションなので、GKに対する注目度は高いです。そのため、イングランドといえば「GKが残念」というイメージがどうしても出てきてしまいます(苦笑)。

さかのぼると、イングランドは名GKを輩出していた時代がありました。

ゴードン・バンクスに始まり、レイ・クレメンスやピーター・シルトン等、80年代前半までは優れたGKがそれなりにいたような気がします。

しかし、歴代のプレミアリーグ(イングランドリーグ)で活躍したGKと言えば、

  • ブルース・グロベラー(元リバプール/ジンバブエ)
  • ジム・レイトン(元マンU/スコットランド)
  • ネヴィル・サウスオール(元エヴァートン/ウェールズ)
  • ぺーター・シュマイケル(元マンU/デンマーク)
  • パヴェル・スルニチェク(元ニューカッスル/チェコ)
  • ファビアン・バルテズ(元マンU/フランス)
  • エド・デフーイ(元チェルシー/オランダ)
  • カルロ・クディチーニ(元チェルシー/イタリア)
  • イェンス・レーマン(元アーセナル/ドイツ)
  • イェルジ・デュデク(元リバプール/ポーランド)
  • ホセ・マヌエル・レイナ(元リバプール/スペイン)
  • エドウィン・ファンデルサール(元フラム→マンU/オランダ)

と、ほとんどがイングランド以外のGKでした。

その間、イングランドにはデイビッド・シーマン、デイビッド・ジェームズ、ポール・ロビンソン、ナイジェル・マーティン等もいましたが、プレミアリーグで「トップクラス」だったかと言うと、「う~ん…」な感じでした。

2014年3月現在でもトップクラスのGKと言えば

  • ペトル・チェフ(チェルシー/チェコ)
  • ダビド・デ・ヘア(マンU/スペイン) ← 個人的には「これから」だと思います
  • ヴォイチェフ・シュチェスニー(アーセナル/ポーランド)
  • ウーゴ・ロリス(トッテナム/フランス)
  • ブラッド・フリーデル(トッテナム/アメリカ)

あたりですね。

敢えてイングランドを抜きましたが(笑)、イングランドではジョー・ハート(マンC)ぐらいしか見当たりません…。

そのハートも「欧州トップクラス」かというと、「う~ん…」です…。

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なんで出てこないんだろう?

と思っています。

まず一つには、プレミアリーグの各チームが財力にモノを言わせて海外から優秀なGKを連れてきている、というのはあると思います。

それによって若くて才能あるGKがトップレベルで活躍する機会が失われている、ということです(ビジネスの世界と似ているかも・・・)。

ただ、これは普通に想像できることであり、他のリーグでもありうることです。
イングランド特有の要因ではありません。

そこでイングランド固有の要因を考えていましたが、一つありました。

それは、

GK適性のある人がラグビーに行ってしまっている

ということです。

「GK適性」と言えば、サッカーをしていない人でも思いつくでしょうけど、

  • 背がそれなりに高い
  • 全身運動能力が高い(パワーがそれなりにあって、瞬発力もある)
  • 手が大きくて握力がある
  • ボールを怖がらない勇気がある
  • 冷静に戦況判断ができる
  • 迷いがない

等々があります。

これらのほとんどがラグビー選手の適性ともカブってしまっています。

同じことはフランスにも言えます。
フランス代表も「すごい」GKは出てきていません。

  • ジョエル・バツ(80年代)
  • ベルナール・ラマ(90年代)
  • ファビアン・バルテズ(90年~00年代)

といましたが、やっぱり「欧州トップクラス」ではありませんでした。
そして、体格的に大きくない選手ばかりでした。

他方、優秀なGKが次々と出てきているイタリア、スペイン、ドイツ、オランダ辺りは、どこもラグビーが盛んではありません。つまり、才能ある選手をラグビーに取られることがありません(「ラグビーに取られる」という言い方もヘンですけど…)。

そう考えると、いいGKがなかなか出てこないのは仕方ないのかなあとも思っています。

イングランドは、サッカーの母国でもありラグビーの母国でもあるので、

「これも宿命なのかなあ…」

と思っています。

ちなみに余談ですが、
今のイングランドのユニフォーム、学校の体操服みたいですね(笑)。
シンプルなのはいいけれど、ちょっとひと工夫が欲しい気もします・・・。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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