東京マラソンを見ていつも思うこと

こないだの日曜日に、東京マラソンがありました。

私は出場の応募をし始めた第2回大会から7年連続で落選しているので、出走経験がありません……
そして自宅近くが東京マラソンのコースになっているので、沿道での観戦は毎年恒例となっています。

ものすごーく不本意ですけどね…(笑)

毎年中間点を過ぎた後の2○km地点で見るのですが、先頭集団が通過するところから、サブ3ランナー(フルマラソン3時間切りランナー)ぐらいまでの姿を見ながら、いつも

「いいなあ…(泣)」

と、思っています。

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毎回感じますが、先頭集団は本当に速いです。

サブ4ランナーの端くれである自分と比較するのはどうかと思いますが、自分の走りと比べて本当にリズミカル・軽快で、呼吸の乱れも少ないです。速いケニア人ランナーはフォアフット走法(前足から接地する走法)だし、けり足の上がり方も高く、上半身の力も程好く抜けていて、とても良いフォームです。自分とは大違いなので大変参考になります。

ただ自分の場合、他方でレースでの勝負的な見方もしてしまいます。

ここ10年くらいマラソンは高速化が著しく、それは世界記録や歴代記録の更新頻度に見事に現れています。

今の日本記録は2時間6分台ですが、記録上では2時間5分台でも世界でなかなか通用しなさそうです…。

この高速化の要因は、10000m走の選手のマラソンへの移行が大きいのでしょう。

10000m走はトラック競技ですが、だいたいタイムは27分台前半の勝負が多いようです(世界記録は26分台前半!)。平均して2.7分/km、つまり2分42秒前後という、とんでもないペースです。これにかなり近いペースで10000m走出身の選手(特に、ケニア・エチオピア勢)がマラソンを走るようになっているのです。

もちろん、42km全てをこのラップタイムで走るのは現時点では誰もできないでしょうけど、集団から相手を千切るときや勝負どころのアタックでは、このハイペースを上手く利用しているように感じられます。

どのレースでもハーフぐらいまでは集団の様子を見たり、ペースランナーに合わせるように3分/km前後のペースで走っていますが、ペースランナーが離脱すると必ず集団からケニア・エチオピア勢がどんどんペースを上げて出てきます。

日本人ランナーは、ここで先頭集団に数人いたのが0~2人に絞られます。見ていると、地力の差がついてしまっている感が否めないです。

去年の東京マラソンの時にケニア・エチオピア勢のアタックの瞬間を生で見られたのですが、とんでもなく速かったです。軽く引いてしまいました…。

「え?これダッシュ?」みたいなペースの上げ方をしていました(笑)。

30kmを過ぎると、たとえトップクラスの選手でも疲れは感じるはずです。スタートしてから90分ぐらいで、ちょうどアドレナリンが切れてくるタイミングでもあるでしょう。そんな時にケニア・エチオピア勢がアタックするので、本当に厳しい勝負だと思います。

(余談ですが、私は30km辺りから疲れが色濃く出ます。余裕がなくなってきて、顔から笑みは完全に消えます(笑)。)

五輪の時や世界陸上があると、新聞やTVではいつも日本人選手のメダル獲得の可能性や期待を煽っていますが、

ちょっと現実的ではないのでは?

と思うのです。

前にも書きましたが、多くの日本人のマラソントップ選手は実業団選手で、本業は「駅伝」です。42.2㎞のマラソンで、こんなハイペースで集団の駆け引きをしても勝てっこないんじゃないか?と思うのです。

もちろん、勝負はその時のコンディションやいろんな条件が左右する部分もありますので「絶対」はありません。ただ、初めからメダルを期待するのはやっぱり酷だろうと思います。

今回の日本人選手最高位は8位でしたが、それでもすごい成績だと思いました。

それぐらいケニア・エチオピア勢の走りがヤバい!ハンパじゃない!

と、東京マラソンを生で観戦していて、いつも思っています。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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