もしも英国4協会が統一されていたら…

既にご存知の方がほとんどかと思いますが、サッカーには「イギリス代表」はありません。

イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドに分かれています。

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なぜ「イギリス代表」が存在しないのか?

ここで力説するまでもなくWikipediaで調べれば分かりますが(笑)、もともと「イギリス」自体が「United Kingdom」という名のとおり「連合王国」、つまり複数の王国から成り立っているからです。

具体的には上記4つの王国(「カントリー」)から構成されており、サッカーやラグビーの協会も各カントリー別個に設立・運営されているのです。そのため、代表チームも(クラブチームのリーグも)別個に存在しているのです。

(ちなみに、イングランド、スコットランド、アイルランドの王国旗を組み合わせると、英国国旗「ユニオンジャック」になります)

サッカーの国際試合では、イングランドがイギリス国歌の「God Save The Queen」を使い、他の3か国はそれぞれ独自の国歌を歌っていますね。

ロンドンオリンピックの時に例外的に「Team GB(Great Britain)」として参加して話題になりましたけど、今後の統一も極めて限定的でしょう。

ただ、イングランド代表の試合を見ていると、時々

「イギリス代表だったらなぁ……」

と感じることが多々あります。

おそらくサッカーの歴史も変わったでしょう。

特に、80年代~90年代はすごいチームになったんじゃないかなあ、と思います。
1度くらいW杯かEUROで優勝できたんじゃないかなあ、とさえ思います。

GK

イングランドはここ20年以上GKに恵まれていません。

ピーター・シルトン以降、シーマンやジェームズ、ロビンソンらが守り、最近ではマンCのジョー・ハートが正GKを務めていますが、「欧州トップクラス」と呼ぶにはほど遠いレベルです…。

一方で80~90年代は、スコットランドにはジム・レイトン(シュマイケル加入前のマンU正GK)、ウェールズにはネヴィル・サウスオール(エヴァートンに長く在籍。ピーク時は私的欧州トップ5でもありました)、北アイルランドにもパット・ジェニングスというトッテナムとアーセナルにいた名GKがいました(ジェニングスはどちらかというと70年代の選手か…)。

彼らがイングランドのゴールマウスを守ってくれていたら、イングランドのW杯での失点もいくつか減らせたんじゃないかなあと思うことがあるのです。

DF

・・・、あまりいないかも(笑)。
イングランドだけでもけっこう良かったですね。80年代ならスコットランドのアラン・ハンセンがいたら良かったかもしれません。

MF

スコットランドにはグレアム・スーネス(主に70年代)やゴードン・ストラカン、ガリー・マカリスターがいました。今ではみんな監督という印象ですが、ストラカンはメキシコW杯の西ドイツ(当時)戦で強烈な先制点を決めてましたね、また、最近ではマンUのフレッチャーがいます。

ウェールズだと、ガリー・スピードやライアン・ギグス(!)がいましたね。スピードは残念な最期でしたが、現役時代はリーズUが強かった時の固定スタメンでした。ギグスに関しては「います」ですね。

あと、MFとするかFWとするか難しいですが、レアルのガレス・ベイル(!)もウェールズ代表です。

FW

ここは、ものすごいです。

スコットランドには、デニス・ロー(60~70年代の選手ですが)、ケニー・ダルグリッシュ、ブライアン・マクレアーがいました。デニス・ローはボビー・チャールトンやジョージ・ベストがいたマンUの名ストライカーでした。ダルグリッシュはイアン・ラッシュと共に80年代リバプールの中心選手で、トヨタカップに来た時のキャプテンだったと思います(グレアム・スーネスだったかも)。
ウェールズには、イアン・ラッシュ、マーク・ヒューズ、ディーン・ソーンダースがいましたし、北アイルランドには、あのジョージ・ベストがいました。

みんな私が少年時代に見てきた名選手です。

終わりに

イギリス代表、ものすごく見たかったし、見たい・・・。

例えばイングランド代表にギグスが加わっていれば、「右にベッカム、左にギグス、センターにインスとスコールズで、サブにスピード」とか「センターにジェラードとランパード」とかできたんですよね。80年代ならリネカーとラッシュの2トップとか、リネカー、ラッシュ、ヒューズの3トップとかできましたし、70年代ならローとベストのマンUコンビがFWに並ぶこともできたんですよねえ・・・。今なら、ルーニーとベイルの2トップやルーニーの1トップでベイルをトップ下に…なんていうのも可能なわけです

ただ一方で、もしも統一されていたらノーマン・ホワイトサイド(北アイルランド)のW杯史上最年少出場記録はなかったでしょうし、誰も「ノーマン・ホワイトサイド」の名前を知ることがなかったかもしれません(当然私も)。そうなると、W杯史上最年少出場記録は未だにペレだったことになりますね(!)。

全て「たら・れば」の話ですけど(笑)、「惜しいなあ」と思ってしまいます。
特に、最近のイングランド代表がイマイチなので……

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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