クロスで点が取れない理由

現在低迷中のマンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)が、少し前の試合で1試合に81本のクロスを出していたのに2点しか取れなかったことが話題になりました。

こんな記事です。

サッカーをしている・見ている方なら分かると思いますけど、81本もクロスを放り込んで2点しか取れないというのは驚きです。異常と言っても過言ではないでしょう。

しかも世界でも有数のチーム、マンUが、です。

無理矢理例えるなら、

「スピルバーグ監督の新作映画のプロモーションCMを電波ジャックさながらに1日中全TV局で流したのに、初回興行収入が8~10位ぐらい」

のようなとんでもない感じです。

この試合に限らずサイドからクロスで攻めるのは、サッカーでは非常に古典的で基本的な攻撃パターンです。特に、相手に中央をガッチリ守られている時や、どちらかのサイドに守備の偏りがある場合にも逆サイドから攻めるのに有用です。

でも、クロスを何度も放り込んでもなかなか点が取れないということがサッカーではよくあります。自分がサッカーをしていた時もよくありました(低レベルでしたけどね(笑))。

で、クロスを出しても点が取れない理由は、私は以下の3つに集約されると思っています。

  1. クロスを出すべき状況ではなかった(クロスを出すという選択が良くなかった)
  2. クロスの精度が低かった(クロスが良くなかった)
  3. クロスを受ける側の決定力がなかった(シュートが良くなかった)

この日のマンUの80本前後のクロスも、全てこのいずれかにあたると思います。

日本代表もクロスを出しても全然点が取れないことが多かったですが(今も?)、日本代表の場合は上記の2と3が多かったように思います。

1990年代は特に2が目立っていました。
2000年以降は2が少し減って3が多い印象です。

しかし、他にも攻め方があるのにクロスが正確すぎるために得点につなげてしまう選手も例外的にいました。

代表的なのは、デイビッド・ベッカムでしょう。

ベッカムはプレースキック(FKやCKのような、ボールが静止した状態からのキック)の正確さが抜群に良かったですが、ゲーム中のクロスも抜群に正確でした。「アーリークロス」という言葉が出てきて、それを攻撃パターンとしてフルに活かしていたのはベッカムが最初ではないかと思います。

ベッカムの場合は、「クロスを出しても点が取れない理由」の1をクロスの正確さで打ち消した、数少ない選手だと思います。

「あとはパスをもらう側の問題」っていう状態ですね(笑)

奇しくもベッカムは、かつてマンUに所属していましたが、今のマンUにはベッカムのような精度の高いクロスを出せる選手が必要なのかもしれません。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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