サッカーのフォーメーション史 つづき

(前回のつづき)

サッカーのフォーメーション史
私は小学生の頃サッカーをやり始めたのと同時にサッカーをTVやビデオ、スタジアムで見るようになったので、観戦歴はかれこれ30年超になります。 ......


「3-5-2」のドイツ代表がW杯でベスト8で敗退して、ダブルボランチの「4-4-2」でブラジルが優勝した94年以降は、しばらく「4-4-2」が主流になっていたと思います。

同じ「4-4-2」でも、中盤の配置の仕方は多彩だったので一定の布陣ではなく、いろんなパターンの「4-4-2」でした。
98年W杯と00年のEUROで優勝したフランスも「4-4-2」、02年のW杯で優勝したブラジルも「4-4-2」、06年のW杯で優勝したイタリアも「4-4-2」でした。

そんな中で「4-3-3」に再び注目されるようになったのは、ジョゼ・モウリーニョ監督が採用してからだと思います。

4-3-3

モウリーニョの「4-3-3」とアヤックスの「3-4-3」の違いは、攻撃の基本パターンにあると思います。

アヤックスのFW3人は、点を取る、またはポストプレーのセンターがいて、両サイドは「ウィング」と呼んでもいいようなサイドアタッカーでした。フィニディとオーフェルマルスです。

基本的にチーム全体でボールを支配して、中盤の選手(デ・ブール兄弟、ダービッツ、リトマネン)がかき回しながら相手のスキをうかがってサイドに散らして、サイドからセンターのクライファートやリトマネンへ…というような攻撃イメージでした。

一方のモウリーニョのFW3人は、全員が点を取りに行けるような感じで、堅守速攻タイプ。ボール支配はあまり意識しない。センターはポストプレーの上手い選手で、両サイドは脚の速いカウンター向きの選手。今もほぼこんな感じだと思います。センターだと、インテル時代のD・ミリートやレアル時代のベンゼマ、サイドだとインテル時代のエトーやレアル時代のC・ロナウドが典型例です。

そして、今はバイエルンとドイツ代表が「4-1-4-1」になったりしていますね。
これはSBだったラームの新境地開拓が要因ですが、従来ボランチだったシュバインシュタイガーやケディラがより攻守のバランスよく動けるようになる効果が出ると思います。

最近は強豪チームで「3-5-2」は、ほとんどなくなったかもしれません。よく確認していませんが、最近採用されているイメージはありません。

なお、最近採用されている「3-4-3」は、アヤックスのタイプではなく、「3-5-2」の応用版でしょう。

外見上は「3-4-3」ですが、実際の守備局面ではダブルボランチと両サイドのFWを下げて「5-4-1」にするようなイメージです。守備を手厚くするためのものだと思います。

サッカーはフォーメーションを見るだけで戦術の意図が垣間見えるので、フォーメーションに注目するのもまた一興です。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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